政府、南北共同連絡事務所の爆破映像公開

[写真=国防部提供]


北朝鮮が、開城(ケソン)工業団地内の南北共同連絡事務所の庁舎を爆破する映像が公開された。

青瓦台(大統領府)が16日、国防部から入手して公開した37秒の映像には、午後2時49分ごろ、開城連絡事務所庁舍の爆破当時の姿が映っていた。映像は軍のTOD(熱像監視装置)で撮影されたものとみられる。

映像には、北朝鮮が共同連絡事務所を爆破した後、火炎が立ち上がっている姿と南北連絡事務所だけでなく、周辺の建物のすべての施設が被害を受ける姿も映っている。

地上4階、地下1階建である連絡事務所庁舎は、爆発から3~4秒後に倒壊した。これまで開城工業団地内の南北交流協力協議事務所として使っていた4階建ての建物を連絡事務所に改装し、2階と4階にそれぞれ南・北の人員が常駐勤務した。

南北共同連絡事務所は、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の代表的な対北朝鮮の成果の一つとして挙げられるものだった。2018年4月27日、文大統領と金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮国務委員長の板門店(パンムンジョム)宣言に基づき、同年9月14日に開城工業団地内に設けられた。

当時、板門店宣言には「南北は当局間協議を密にし、民間交流と協力を円満に保障するため、双方の当局者が常駐する南北共同連絡事務所を開城地域に設置することにした」という内容が盛り込まれていた。
 

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