危機の航空産業・・・「今年の世界航空会社損失額100兆ウォン」

[写真=聯合ニュース]


新型コロナウイルス感染症(コロナ19)の直撃を受けた世界航空業界の損失が、今年1年間で100兆ウォンに達する見通しだ。

特に航空業界が正常化するまでには少なくとも2年はかかると分析され、危機に耐える対策作りが急がれる。

29日、業界によると、国際航空運送協会(IATA)は世界の航空業界がコロナ19の影響で今年843億ドル規模の赤字を記録すると予想した。

IATAは、今年の航空機利用客が前年より54.7%減少した22億5000万人で、2006年の水準に止まると見込んだ。

現在、運航が再開できないまま止まっている航空機が1万4000機あまりに達する中、今年の年末に都市と都市をつなぐ航路も昨年より5分の1ほど減った状態に止まるものと予想された。

また、IATAは来年も世界の航空業界が160億ドルの赤字を記録するだろうとし、早くても2022年以降に赤字から抜け出すことができるだろう見通した。このため、IATAは航空・旅行分野の雇用が3200万人ほど減るだろうと懸念した。

IATAのアレクサンドル・ド・ジュニアック事務総長兼CEO(最高経営責任者)は「今年は航空業界の史上最悪の1年になるだろう」とし、「毎日2億3000万ドルの赤字が予想される」と述べた。

全国経済人連合会は「過去9・11テロ(2001年)、SARS(2002年)、世界的な金融危機(2008年)など需要萎縮の危機に瀕するたびに航空業界は早い反発に成功したが、今回のコロナ19事態は早い回復は難しいだろう」とし、「韓国も今年5月の国際線旅客実績が前年同月比98.2%減少しており、全体の旅客実績は80.3%減るなど市場萎縮が続いている」と明らかにした。
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