​ポスコ、リチウム基盤「世界最高の二次電池素材企業」青写真の提示

[​ポスコ、リチウム基盤「世界最高の二次電池素材企業」青写真の提示]



ポスコグループは2日、陽極材と陰極材などの二次電池素材事業と共に、リチウム、ニッケル、黒鉛などの二次電池の中核原料事業を拡大し、バリューチェーンを完成する戦略を推進すると明らかにした。

二次電池産業のバリューチェーンは電気自動車などに使われるバッテリーを生産する会社、バッテリーに必要な陽極材・陰極材・前駆体などを生産する二次電池素材会社、これに必要なリチウム・ニッケル・黒鉛などの原料を加工・供給する二次電池素材の原料供給会社などに分類できる。

ポスコグループはアルゼンチンのリチウム塩湖評価埋蔵量の増加、エコニッケル製錬事業の推進、黒鉛鉱山の持分投資などを連携し、バリューチェーンを完成するという方針だ。

実際、先月30日、ポスコは保有しているアルゼンチン「Hombre Muerto」塩湖の最終埋蔵量を評価した結果、リチウム埋蔵量が買収当時に推算した220万tより6倍増えた1350万tであることを確認した。 これは電気自動車約3億7000万台を生産できる水準だ。

リチウム濃度も平均921mg/ℓで、現在、世界の塩湖のうち、リチウム埋蔵量や濃度とも世界最高水準であることが分かった。 リチウム濃度は塩水1ℓに溶けているリチウムの含量を示す指標で、濃度が高いほど少ない塩水から多くのリチウムを抽出することができる。

また、ポスコは高容量バッテリーの陽極材の必須原料である高純度ニッケルの生産も推進することにした。 また、廃バッテリーからニッケルやリチウム、コバルトなどを抽出するリサイクル事業にも進出し、エコバッテリー資源循環にも乗り出す計画だ。

同時にポスコは現在、全量を中国に依存している陰極材の原料である黒鉛の需給多角化のため、アフリカ、オーストラリアなどの黒鉛鉱山を確保する方針だ。 中長期的に中国産原料の依存度を50%以下に下げる計画だ。

次世代の二次電池として注目されている全固体電池の素材開発にも乗り出す。 全固体電池は電池の陽極と陰極の間にある液体電解質を固体に代替した次世代バッテリーで、エネルギー密度が高いため、電気車の走行距離を画期的に高め、充電時間を節約することができる。

特に、ポスコグループの二次電池素材事業を担当しているポスコケミカルは先月、グループ会社の増資規模としては史上最大の1兆ウォン規模の有償増資を断行したことがある。 グローバル企業のうち、唯一、陽極材、陰極材はもちろん、これらの主要原料であるリチウムとニッケル、黒鉛を一度に供給できるポスコグループは素材のバリューチェーンを完成するという方針だ。

これを通じて、2030年までにリチウム22万t、ニッケル10万tを独自に供給し、2030年までに陽極材の40万t、陰極材26万tの生産体制を構築、二次電池素材部門においてグローバル市場シェア20%、売上高年間23兆ウォンを達成する計画だ。
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