SKイノベーション、米国でLGエネルギー特許無効審判すべて「棄却」…ITC最終判決の影響は?

[SKイノベーション、米国でLGエネルギー特許無効審判すべて「棄却」…ITC最終判決の影響は?]



LGエネルギーソリューションが保有した電気車バッテリー特許の無効かどうかを調べてほしいというSKイノベーションの要請が米国で再び棄却された。

14日、バッテリー業界によると、米国特許庁特許審判院(PTAB)は12日(現地時間)、SKイノベーションがLGエネルギーソリューションを相手に起こした特許無効審判(IPR)に対する調査開始を拒絶した。 SKイノベーションは8件を請求したが、いずれも棄却された。

SKイノベーションが問題視した特許はLGエネルギーソリューションの分離幕(SRS)と陽極材の技術に関するものだ。 LGエネルギーソリューションはSKイノベーションが該当特許を無断で侵害したとし、2019年9月、国際貿易委員会(ITC)と米国デラウェア州連邦地方裁判所に提訴したことがある。

これにSKイノベーションは2014年、両社が作成した不提訴合意書を根拠に、LGエネルギーソリューションの特許侵害訴訟が成立しないと主張してきた。 当時、両社は今後、国内外で相互間の特許侵害禁止や損害賠償の請求、または特許無効を主張する争訟をしないと合意したためだ。

一方、LGエネルギーソリューションは当該の不提訴合意対象が韓国特許であり、今回は米国特許に対する侵害を提訴したことで、完全に別件だと反論してきた。 結局、今回のPTABの決定で、SKイノベーションはLGエネルギーソリューションの特許に対する有効性を巡って争わないようになった。

問題はPTABの決定がITCの営業秘密侵害訴訟に影響を及ぼすのかということだ。 ITCの最終判決は来月10日に発表予定だ。

ただ、財界ではPTABの決定がITCに影響を及ぼすことはないものと見ている。 むしろ、最近の判例を見ると、PTABがITCの判決が出た後に特許無効かどうかを判断するケースが多かったという見方のためだ。 PTABがITCの判決に影響を与えるよりはその逆の関係が成立するというわけだ。

LGエネルギーソリューションの関係者は"PTABの決定は当然の過程"とし、"わが社の特許を侵害するすべての行為について断固として対処していく"と述べた。

SKイノベーションの関係者は"今回の決定は訴訟関連課程の一つで、最終結論に大きな影響を及ぼすことはないと見ている"、"最終決定が出るまで、誠実に訴訟に臨む"と述べた。
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