世界保健機関(WHO)が新型コロナウイルス感染症(コロナ19)のワクチン接種を促した。
WHOのテドロス・アダノム・ゲブレイェスス(Tedros Adhanom Ghebreyesus)事務局長は24日(現地時間)、第74回世界保健総会(WHA)開幕演説で「9月までにすべての国で人口の少なくとも10%がコロナ19ワクチンを接種できるようにしよう」と述べた。
24日から始まったWHOの年次総会はテレビ会議形式で行われ、194のすべての加盟国が参加している。
テドロス事務局長は、これまでに世界で行われたワクチン接種の75%は10カ国に集中していると指摘したうえで、先進国などに対し、ワクチンの公平な分配の枠組み「COVAX(コバックス)ファシリティ」に協力するよう呼びかけた。
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