慶尚南道は11日、日本の電子部品商社、黒田電気が協力企業とともに同道金海市で産業団地を造成する計画を明らかにした。

慶尚南道によると海外企業が韓国で直接産業団地を開発し、生産工場を建設するのは初めてという。

黒田電気は昨年3月の福島原子力発電所の事故以降続く電力難をはじめとする不安定な経営環境を改善し、今後の成長エンジンを確保するための拠点として同地域を選択したものとみられる。

慶尚南道と金海市は16日にソウルで同社と了解覚書を締結する。

金海市は昨年、ソフトバンクのデータセンターを誘致している。また、同道が先ごろ日本で開催した投資誘致説明会に参加した企業が今月末に産業団地候補地を訪問するなど、今後も日本企業の同地域への投資が続くと見込まれる。

(聯合ニュース)
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