韓国の人気ウオーキングコース「済州オルレ」が、米国のトレイル関連機関・団体からなるアメリカントレイルズから「インターナショナル・トレイル・アワード」を贈られた。「オルレ」は「家に帰る細い道」を意味する済州島の方言で、済州には多数のコースがある。
アメリカントレイルズは隔年で、部門ごとに「ナショナル・トレイルズ・アワード」を選定している。インターナショナル・トレイル・アワードは、米国をはじめ各国のトレイル関連機関と団体、ウオーキングコースのシステムに授与する賞として、今年新設された。
社団法人済州オルレによると、米アリゾナ州フェニックスで現地時間16日、アメリカントレイルズ主催の国際シンポジウムが開かれ、済州オルレが同賞を受賞した。
主催側は済州オルレを、「米国や欧州に比べるとトレイルの歴史は浅いが、どこよりもうまく自然と文化、地域コミュニティーを結びつけ、活性化させた」と評価した。観光地でなかった集落を活気付け、地元住民とボランティアの協力で済州オルレウオーキングフェスティバルなどを実施し、地域経済の活性化に貢献したという。また、2010年から世界初となるトレイル分野の国際会議「ワールドトレイルコンファレンス」を開催し、各国機関・団体とのネットワーク構築などグローバル化に注力している点も高く評価した。
済州オルレは今年、10月31日~11月2日に済州オルレウオーキングフェスティバルを、11月25~27日にワールドトレイルコンファレンスを開催する予定だ。
(聯合ニュース)
<亜洲日報の記事等を無断で複製、公衆送信 、翻案、配布することは禁じられています。>