朴元淳、「スマートシティ」構想...「車のない時間に道路を共有駐車場に」

[13日、ソウル市庁本館3階の大会議室で開かれたソウル市のスマートシティ座談会に出席した朴元淳ソウル市長[写真=ユン・ジウン記者]]


朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長がビッグデータ基盤のスマートシティ建設計画を発表し、「車のない時間、道路を共有駐車場に活用できるように、ビッグデータを利用する」という構想を明らかにした。

13日、ソウル市庁本館3階の大会議室で開かれた「ソウル市スマートシティ座談会」では、朴元淳ソウル市長、ジョン・ウォンオ城東区庁長、キム・スヒョン陽川区庁長などが集まってソウル市が2022年までに構築すると明らかにしたスマートシティのさまざまなアイデアを紹介した。特に朴市長は、ビッグデータを活用して共有経済を実現するモデルについて深い関心を見せ、これを政策的に実現するという意志を示した。

ジョン・ウォンオ城東庁長とキム・スヨン陽川区庁長は、今年の1月に同自治体が「生活現場スマートシティ特区」に初めて指定されただけに、「スマートシティソウル推進計画」に協力するという意味を伝えた。 「生活の現場スマートシティ特区」は、モノのインターネットなど先端ICT技術を適用した様々な事業を推進する。 3年(2019〜2021年)間、36億ウォン(市予算30億ウォン、区予算6億ウォン)をかけて「スマート横断歩道」、「カスタムスマート保安燈」などのスマートシティソリューションを設置する。

朴市長は「米国のシリコンバレーの成功を導いた二つの要因は、グローバル人材と共有システム」とし、「通勤時間には渋滞だが、9時30分〜10時以降はガラガラな道路が多いが、ビッグデータを構築し、道路が空く時間帯を把握して、この時間の間に道路を共有駐車場に活用できるようにすれば良いという考えだ」と述べた。

キム区長は、障害者の駐車場不足について言及した。キム区長は、「障害者駐車場に非障害者が駐車場して、障害者が必要な瞬間に駐車場を使えない場合が頻発に起きている。関連の苦情だけで3年間で5400件にのぼる」とし、「障害者駐車場に駐車すれば、ビッグデータが構築されたスマートシステムが車両番号を認知し、障害者ではない人が駐車すれば警報を鳴らすようにすれば、行政力の浪費も減らし、効率的に運営できる」と述べた。

市は座談会に先立って、AI技術を活用した複数のシステムを導入すると発表した。 AI技術を活用しての質問に自動的に答える「チャットボット(chatbot)」機能を、今年にも120番の相談業務(文字メール)に試験を適用する。主な市民の関心事項をデータベースに構築してディープラーニング技術で回答の精度を高め、今後アリス相談、公共サービスの予約、生涯学習の推薦などに拡大適用する計画だ。

会議参加者の音声を文字にリアルタイムで変換する「人工知能音声認識議事録システム」も年内構築する。企業と協力してディープラーニング音声認識率、文字変換の精度を高め、将来のシステムを人工知能通訳サービスに拡大する。

市は昨年11月から法人タクシー5社380台に試験適用されているAIタクシーも今後運営上のフィードバックに基づいてシステムを改善し、ソウル市全体のタクシーに拡大する計画である。AIタクシーはタクシー乗降履歴データと気象、人口統計、商圏、公共交通機関の情報などタクシー需要に影響を与える変数をすべて加えて、リアルタイムのタクシー需要を予測するシステムである。運転手は本人と近く乗客が多い場所を車内タクシー決済機の画面ですぐに確認することができる。

スマートシティ実現のための先決課題としてプライバシー侵害の問題も言及された。キム区長は「韓国が持つ優れた技術は、実証を通じなければ多くの分野に適用できないが、個人情報保護法により実証を支援するのが難しい実情」とし、「成均館大学で陽川区に犯罪パターンを把握し、犯罪を予防するシステムを開発するとし、監視カメラ公開などの協力を要請してきたが、何も協力してあげられなかった」と言った。

これに対して朴市長は「プライバシー侵害を最小限にする方法として、医療データの非識別化などがある」とし、「法案にも出ていて、ソウル市も求め続けている」と述べた。

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