いわゆる「チャン・ジャヨンリスト」事件などを調査中の検察の過去史委員会(過去史委)の活動期間が2ヵ月延長される。
検察過去史委は18日午後、果川(クァチョン)政府庁舎で定例会議を開き、実務調査機関である最高検察庁過去史真相調査団が建議した活動期間2ヵ月延長案を受け入れることにしたと法務部が明らかにした。
これによって過去史委の活動期間が今月末から5月末まで延長される。
過去史委は、調査団と龍山(ヨンサン)事件遺族の供述を聴取した後、キム・ハクウィ(金学義)元法務部次官の性接待疑惑事件とチャン・ジャヨンリスト事件、龍山惨事の調査のため、委員会の活動期間を2ヵ月延長することが必要だということで意見を集めて法務部に建議することにした。
過去史委は「キム・ハクウィ元次官事件とチャン・ジャヨンリスト事件は、追加で提起された疑惑に対する調査を終える必要がある」と延長理由を説明した。 また龍山惨事と関連しては「1月に事件が移転された点を考慮して延長することにした」と明らかにした。
一方、これに先立って18日、文在寅(ムン・ジェイン)大統領は論議を呼んでいる故チャン・ジャヨン関連事件、キム・ハクウィ元法務次官の「別荘性接待疑惑」、「バーニングサン」クラブと警察の癒着疑惑に対する真相究明を指示した。
文大統領は該当事件について「捜査機関が故意的な捜査不十分、さらには積極的に真実究明を阻んで保護・隠ぺいした状況が見られる」と指摘し、検察と警察が犯罪に積極的に加担したという点を前提に「共通の特徴は社会特権層で起きたこと」であり、これを「権力型不正」と規定した。
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