現代車、「バイオ・脳工学」技術から未来車の技術模索

[現代車、「バイオ・脳工学」技術から未来車の技術模索]



鄭義宣(チョン・ウィソン)首席副会長の就任後、「開放型革新」に力を入れている現代車が自動車分野と大きく関連のないバイオと脳工学分野の技術まで狙っている。

20日、関連業界によると、現代自動車は最近、バイオと脳工学分野の新技術業務を担当する職員をスカウトしていることが分かった。

今回採用される人材は脳工学関連の外部環境の動向を把握し、新技術や該当分野の専門家、専門会社、機関などを発掘する業務を担当する予定だ。 該当分野で現代車の未来新技術開発の現況をアップデートし、技術ロードマップを作成する業務も引き受ける見通しだ。 現代車がバイオや脳工学の分野で、単発性ではなく、持続的な技術開発をしていくものと解釈される。

完成車メーカーが現在の自動車と直接関連性のないバイオや脳工学技術の確保のためのスカウトを正社員に採用するのはかなり異例のことと評価される。

現代車が脳工学とバイオ分野に関心を示したのは昨年末からだ。 現代車は昨年11月、「現代ビジョナリーチャレンジ」を披露し、脳工学の先頭走者とされる米ブラウン大学と協業を行った。

現代ビジョナリーチャレンジは脳工学、コンピューター工学、生物学、神経科学、心理学、医学など自動車と無関係に見える多様な異種分野との融合を通じ、自動車産業が持つ限界から脱皮し、未来モビリティー技術の開発のための創意的かつ革新的なアイデアを発掘するために推進されたオープンイノベーションプロジェクトだ。

ブラウン大学との協業が異種技術の融合アイデアを模索し、脳工学と自動車との連携の可能性を模索するためのものだったとすれば、今回の採用公告はさらに一歩進んで、実際に技術開発や内在化に乗り出すという意志が込められている。 採用公告内の遂行職務には「スカウティング技術の社内移転を推進する」という内容が含まれた。

実は異種分野と自動車の融合は鄭義宣首席副会長が常に強調してきた話だ。 鄭副会長は経営の前面に出る当時から"現代自動車はIT企業よりもIT企業らしくなければならない"と強調したが、今やITを越えて脳工学とバイオ分野まで領域を拡大しているのだ。

業界の関係者は"未来の自動車分野の流れがどのように変化するか予測しにくい状況"とし、"現在の小さな投資が未来には想像できなかった価値を呼び起こしかねないため、多様な領域の技術確保と投資に乗り出したものとみられる"と述べた。
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