[IATAソウル年次総会] 趙源泰会長の初デビュー・・・レベルの高い英語・リーダーシップで合格点

  • 趙源泰会長、亡父の念願に続き議長選出・・・民間外交の歩幅を広げ

  • -IATA総会、趙亮鎬前会長の労苦を称えて敬意を表する黙祷で開始

[写真=大韓航空(大韓航空の趙源泰社長)]


国際航空業界の最大行事である「第75回国際航空運送協会(以下IATA)年次総会」で趙源泰(チョ・ウォンテ)韓進グループ会長は、成功的な初デビューをした。IATA年次総会は、航空業界のトレンドを導くさまざまな主題が議論される航空業界の場だ。

2日、IATA年次総会開会式が行われたソウル江南区(カンナムク)三成洞(サムソンドン)のCOEXには、120カ国290余りの航空会社など航空関係者1000人余りと内外信取材陣300人が集まった。IATAの関係者は、「今回の年次総会には、シドニーで行われた第74回会議より多くの人員が集まった」とし、「特に、国内取材陣の関心が熱かったためだ」と述べた。

◇ 故趙亮鎬会長に続くIATA念願の趙源泰会長・・・黙祷で始まった総会
開幕式に先立ち、IATA事務総長のアレクサンドル・ドゥ・ジュニアック(Alexandre de Juniac)氏は、趙亮鎬(チョ・ヤンホ)前会長の苦労を称える黙祷を行った。ジュニアック事務総長は、趙前会長について「IATAに多くの貢献をしてくださった方だ」とし、「私たちは立派なたリーダーを失った」と述べた。趙会長は「故趙亮鎬会長を称える黙祷の時間に感謝する」とし、「(趙亮鎬会長が)行事のために多くの準備をしてきたし、夢だった。誇りに思うでしょう」と語った。趙会長はこの日、IATA年次総会で議長に選出されたのに続き、執行委員会の委員にも選出された。

趙会長は国際的な感覚を兼ね備えた落ち着いた進行で拍手を受けた。初の年次総会デビューを成功裏に導いたという評価だ。また、すべての総会の過程をレベルの高い英語で進め、グローバルリーダーとしての領域を拡張した。コーヒーブレイクのときは航空業界の関係者と会話を交わすなど親しみのあるスキンシップを続けた。

IATA年次総会の「議事棒」は、場内の雰囲気を和らげる道具にもなった。趙会長は午前、セッション案件の進行を終えた後、議事棒を叩きながらぎこちなさそうにもう一度議事棒を持ち上げ、こっけいな笑みを浮かべた。おかげで緊張した総会の雰囲気が和らいだ。午前の行事後、趙会長は議事棒をプレゼントされた。議事棒を渡したアレクサンドル・ドゥ・ジュニアックIATA事務総長は、「議長職を見事にこなしてくれて感謝する」とし、「今回の総会を記憶するという意味で贈り物を渡す」と述べた。趙会長は移動するたびに熱い取材熱気を帯びた。IATAの問題だけではなく、相続税の財源など経営権の継承のための内部課題などについて様々な質問を受けた。開催国の議長であり、国内最大の航空会の首長として取材陣の関心を証明したわけだ。

◇ 航空産業の挑戦課題・・・「デジタル化」、「環境・安全」問題の解決
年次総会の2日目であるこの日は、航空業界の課題と機会など世界の航空輸送産業を分析し、展望づる様々なセッションが行われた。欧州連合(EU)執行委員会ヴィオレータブルク交通運輸担当委員は基調演説を通じて、航空産業のデジタル化、環境問題、安全問題などを解決していくためのEU執行委員会の方向を紹介した。

また、IATA年間の活動報告、執行委員会の活動報告、財務諸表をはじめとする2019年のIATA決議案を承認する過程も行われた。趙会長は前日開かれたスカイチーム会長団会議でも議長に選出された。スカイチーム会長団会議の議長の任期は2年であり、制限なしに再任が可能だ。さらに、2020年に開かれる第76回年次総会は、KLMオランダ航空が主管してオランダで開催することになった。

 
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