8月の外国人の証券投資金5.2億ドル純流出

  • 米中貿易紛争の激化・・・投資心理の萎縮

[資料=韓国銀行]


先月、米中貿易紛争激化などの影響で投資心理が萎縮し、外国人が韓国の金融資産を相次いで売却したことが分かった。

韓国銀行が10日に発表した「2019年8月以降、国際金融・為替市場の動向」によると、先月、外国人の国内証券投資資金は5億2000万ドルが純流出された。外国人証券投資資金がマイナス( - )を記録したのは、昨年10月に(42億7000万ドル純流出)以来初めてだ。

債券資金は14億3000万ドルが純流入されたが、株式資金が19億5000万ドルも純流出され、証券投資資金がマイナスとなった。韓国銀行は先月、株式資金が米中貿易紛争激化、世界的な景気減速懸念などの影響で投資心理が萎縮し、民間資金を中心に流出されたと分析した。

ウォン・ドル為替レートの変動性は大幅に増えた。先月、為替レートの前日比の平均変動率は0.41%であった。これは前月比0.12%ポイント上昇した数値だ。新興国の中では、ブラジル(0.93%)、ロシア(0.58%)、インド(0.46%)の次に高かった。

国家不渡り危険指標であるクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)のプレミアムは小幅上昇した。先月5年満期の外国為替平衡基金債券(外平債)の月平均CDSプレミアムは32bp(1bp = 0.01%ポイント)で、前月より1bp上昇した。

CDSは債券を発行した国や企業が不渡りしたときの損失を補償する金融派生商品だ。CDSプレミアムが上がると債券発行機関の不渡りリスクが大きくなり、債券を発行するときに費用がもっとかかるという意味だ。
 
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