山東省序列1位、12月に訪韓・・・ソウルから釜山まで広幅歩み予定

  • 韓国主要企業訪問に自治体とも関係強化

[写真=亜洲経済]


中国の劉家義山東省党書記が来る12月、韓国を訪問して両国の経済協力強化を図る。

山東省序列1位に挙げらる劉党書記は、訪韓期間中にソウルをはじめ釜山などまで広幅歩みを見せ、「サード問題」(THAAD・高高度ミサイル防衛システム)などで疎遠になった韓国企業との関係改善に乗り出すとみられる。

27日、中国の消息筋によると、劉党書記を団長とする山東省政府代表団100人余りは12月8日、韓国を訪れて3泊4日間の国内日程を消化する。劉党書記は山東省の経済改革に先鋒に立った人物だ。

彼の韓国訪問は中国の習近平国家主席が去る20日、「中国の改革開放40年の歴史で多国籍企業が大きな役割を果たした」と明らかにした後に行われるという点で意味が大きい。

習主席の発言は、中国政府次元でサムスン電子と現代自動車など多国籍企業との関係改善に乗り出すというメッセージとして解釈される。中国政府はここ数年間、自国企業と多国籍企業間の競争が激化し、保護貿易の基調をみせてきた。そのため、多くの多国籍企業が中国から脱出した。

実際、韓国バッテリーメーカーなどは中国で大規模な工場を建てて投資を惜しまないが、中国政府の差別規制により依然として困難を経験している状態だ。年末に劉党書記の電撃訪問で中国政府の変化に対する国内企業の期待感が高まっている背景だ。

韓国内企業関連の日程でぎっしり詰まった劉党書記の3泊4日の日程も中国の変化気流を示す。実際彼らは駐韓中国大使館の予防を皮切りに △CJグループ参観(12月8日)△産業通商資源部会見と韓国 - 山東省経済通商協力交流会に出席(9日)△京畿道知事会見と板橋テクノバレー参観、韓国4大グループのうち1ヵ所の見学(10日)△釜山水産加工先進団地訪問などの日程を計画している。

中国の高官が異例に韓国のあちこちを回りながら産業界の意見を聞き、変化の意志を示すものだ。「韓国 - 山東省経済通商協力交流会」も山東省政府が全国経済人連合会側に韓国企業との協力・交流行事を開催してほしいという要請によって実現したという。

ソウル新羅ホテルで開かれる韓国 - 山東省経済通商協力交流会議には劉党書記をはじめ、ソン・ユンモ産業部長官、邱國洪(Qiu Guohong)駐韓在中国大使、ホ・チャンス全経連会長など200人余りの政界・財界の関係者らが参加する予定だ。

実質的な成果も出すと予測される。現在予定されたものだけで △経済貿易協力の深化了解覚書締結 △京畿道との交流協力3年行動計画などがある。

財界関係者は「中国の李克強首相のサムスン電子に四安半導体工場訪問、現代車に現地法人の持分100%の許容など、最近、中国が韓国企業に前向きな姿勢を見せている」とし、「最近ますます難しくなっている経済状況を、数十年間の競争と協力をしてきた韓国を通じて克服しようとするものとみられる」と述べた。
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