[ニューヨーク株式市場] FRB、来年金利凍結のシグナルで3日ぶりに反発

  • ダウ0.1%上昇…S&P500指数0.29%上昇

[写真=AP・聯合ニュース]


米ニューヨーク証券取引所が11日(現地時間)、米連邦準備制度(Fed・FRB)の来年の金利凍結シグナルに支えられ、3日ぶりに反発した。

この日、ニューヨーク証券取引所でダウは0.1%上昇した2万7911.30で、S&P500指数は0.29%上昇した3141.63でそれぞれ取引を終えた。ナスダック指数も0.44%上昇した8654.05で終値を形成した。

FRBは10〜11日の2日間の連邦公開市場委員会(FOMC)の末、予想通り政策金利を現行の1.5〜1.75%に凍結することにした。満場一致で凍結に意見がまとまった。

また、ジェローム・パウエルFRB議長は記者会見を通じて、経済見通しに意味のある変化が生じない限り、金利を引き続き凍結するという立場を強く示唆した。

パウエル議長は「歴史的に低い失業率にもかかわらず、継続的に低い米国のインフレは中央銀行に対する利上げ圧力を下げる」と述べ、利上げの条件として「持続的で意味のあるインフレ」を提示した。

FRBは政策委員たちの政策金利の見通しを示す点図表からも、来年まで凍結基調が続くことを示した。

市場はパウエル議長の発言をめぐって、FRBが少なくとも2020年に金利を引き上げないという緩和的なシグナルとして解釈した。Glenmede Trustのアナリスト、ジェイソン・フライド氏は、「このような緩和的スタンスは、来年に向かうリスク資産を裏付けするものと見られる」と分析した。

投資家らは、米国と中国の貿易交渉のシグナルにも神経を劣らせている。15日は、米国が中国に対中追加爆弾関税を予告した日だ。米国が関税猶予を検討しているウォールストリートジャーナル(WSJ)の報道があったが、両国からの公式発表が出ていないため、投資家たちの警戒心が維持されている。

ブルームバーグは、米中両国が第1段階の貿易合意をめぐって綱引きを続けている中、ドナルド・トランプ米大統領が12日、米国の貿易チームと会合する予定だと消息筋を引用して11日に伝えた。

 
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