[ニューヨーク株式市場の週間展望] 年末ラリーの後、制限的上昇を予想・・・製造業指標を注視

  • 明確な市場の悪材料なし…米国・イランの対立激化など、一部変数

[資料=亜洲経済]


今週(30日〜1月3日)のニューヨーク証券市場は年末・年初の休暇などで取引が閑散とした中、ラリーを続けているが、上昇幅は限定的であると予想される。

先週の金曜日(27日)、ニューヨーク株式市場の主要指数は、継続的なラリーによる疲労感の中で入り混じった状態を示した。

株価の上昇ラリーを中断させるほどの明確な悪材料はない状況だが、持続上昇に伴うレベル負担はやや大きくなったわけだ。

今週の市場は、米国と主要国で発表される製造業指標が改善するかどうかに関心が集まる見通しだ。

米国で来る3日、供給管理協会(ISM)の12月の製造業購買担当者景気指数(PMI)が発表される。

最近、主な指標が良好だった中、懸念が大きかった製造業指標も改善されるかどうかに関心が集まっている。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)によると、専門家らは製造業PMIが11月の48.1から49.0に改善されると予想した。

指標が良好なら、来年の景気反発への期待がさらに強まり、株式市場も上昇に弾みがつくとみられる。

コンファレンスボードが発表する12月の消費者信頼指数も重要だ。

専門家らは11月の125.5から129.4に指標が改善されたと予想した。米国の11月の個人消費支出が予想を上回るなど、最近の良好な消費状況が反映されたという見通しだ。

中国とユーロ圏でも製造業PMIが発表される。

低迷していた中国の製造業PMIは、先月に改善されて景気反発への期待を育てた。改善の流れが続けば、投資心理をさらに盛り上げるだろうが、12月の指標はやや低迷するという見通しも出ている。

XMによると、12月に中国国家統計局が発表する公式製造業PMIおよびCaixin(財新)製造PMIは11月より0.1ポイントずつ下落ということに市場の期待値が形成されている。

米国および中国などから出る指標が予想より振わなかったら、年初の株式市場の調整を口実として働く可能性も少なくない状況だ。

貿易合意に関しては、米国と中国が署名する日を確定すれば、もう一度市場に動力を提供することができる。

両国は当初、1月の第1週目に長官級(閣僚)で合意文に署名すると述べたが、まだ確定された日程は発表されなかった。ドナルド・トランプ米大統領は先週、習近平中国国家主席と自分が署名する可能性もあるという発言をした。

FRBの12月の連邦公開市場委員会(FOMC)議事録も公開される。ただ、連邦準備制度(Fed・FRB)すでに来年の金利据え置きの方針を強く示唆しているだけに、市場を揺るさぶるほどの内容が出てこないとみられる。

中東地域の緊張が高まりかねないという点は、留意しなければなら変数だ。

先週末、イラクの中北部キルクーク軍事基地へのロケット砲攻撃で米国の民間人1人が死亡した。去る10月下旬からイラク内の米軍施設への攻撃が続く中、米国人が死亡したのは今回が初めてだ。

米国はイランが背後である可能性を提起しているだけに、イランとの対立が再び高まる恐れがある。

ニューヨーク証券取引所は今年末、ラリーを繰り広げている。米国と中国の第1段階の貿易合意とFRBの緩和的金融政策、経済指標の改善などが重なり、記録的な上昇が現れた。

スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)500指数は年初以来29%が以上に上がり、1997年以来、最高の年間上昇率を記録する勢いだ。

ダウ・ジョーンズ30産業平均指数は0.67%上昇した。S&P 500指数は0.58%、ナスダックは0.91%上昇した。ナスダックは史上初めて9000ポイントを上向き突破した。

 
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