[CES 2020]金炫奭社長"今年の中旬に家庭用ロボットを発売する"

[[CES 2020]金炫奭社長"今年の中旬に家庭用ロボットを発売する"]



サムスン電子が家庭用ロボット時代を本格化する。 遅くとも7月内に常用ロボットを市場に披露するという計画だ。

サムスン電子の金炫奭(キム・ヒョンソク)CE部門長(社長)は世界最大の技術展示会「CES 2020」開幕当日の7日(現地時間)、米ラスベガス・シザーズパレスホテルで記者懇談会を開き、このように述べた。

金社長は"6~7月頃に消費者が購入できるロボット製品が出るだろう"とし、"大型乾燥機の価格以下で購入できるように作らせた"と説明した。

ただ、前日のCES 2020の基調演説で披露した知能型ロボット「バリー(Ballie )」が発売されることはないものと見られる。 バリーは本体に搭載されたカメラを通じ、使用者を認識して移動できるロボットだ。 家の状況を自ら把握し、スマート家電を作動させたりもする。 金社長はバリーの発売について、“当面の商業化よりは消費者にどんな経験を与えられるかが大事だろう”と述べ、慎重な姿勢を示した。

発売予定のロボット製品はプロジェクトプリズムの一環になるだろうと金社長は説明した。 プロジェクトプリズム」は金社長が昨年発表したサムスン電子の生活家電事業のビジョンだ。 プリズムに投影された光がさまざまな色に変わるように、顧客一人一人のライフスタイルや趣向を反映したオーダーメード型の製品を作るという意味だ。

最初の製品として、サムスン電子は冷蔵庫「ビスポーク(BESPOKE)」を発売した。 ビスポークは世帯構成員の数や食習慣、キッチンの形態によって、必要な製品を最適のモジュールに組み合わせることができるのが特徴だ。 ビスポークは昨年4四半期基準の国内冷蔵庫の売り上げの65%を占めるなど高い反響を得た。

ビスポーク発売当時、金社長は"今年のプロジェクトプリズムで2~3つの製品が追加的に発売されるだろう"と説明したが、いまだに後続は出ていない状態だ。 これについてキム社長は“年末よりは年初に発売した方が良いという判断を下した”とし、“今月末から来月初めまでに2番目の製品である洗濯機と乾燥機を披露する」と述べた。

金社長は基調演説のテーマである「経験の時代」もまた強調した。 これからは個別機器ではなく、モノのインターネット(IoT)を通じた機器間の連結に焦点を合わせるという説明だ。 バリーも今後、IoTハブの一つの役割を担うものと期待される。

サムスン電子のCE部門の一軸であるテレビ事業についても金社長は自信を示した。 金社長は"今年の
テレビ事業で最も力を置いているのはテレビ市場の新たな成長動力となる8K市場の拡大"とし、"昨年対比3倍成長を目標にしている"と明らかにした。 サムスン電子のQLEDテレビは昨年540万台以上の販売量を記録し、前年比2倍を超える急激な成長を示している。

特に今回のCESで著しい中国メーカーの追撃にも技術格差を誇示した。 金社長は"テレビ向けプロセッサーを新しく作るためには少なくとも2年以上はかかる"とし、"中国メーカーが昨年初めから8Kプロセッサーを作ったとしても、来年になってから商用製品が発売されるだろう"と予想した。
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