フランチャイズ企業、先送りにしていたIPOを今年「再始動」

  • KyoChon、下半期完了…EDIYA、体質改善

[写真=KyochonF&B提供]


企業公開(IPO)についてしばらく慎重論で息抜きをしていたフランチャイズ企業が、新年に入って再跳躍に乗り出す雰囲気だ。実績改善で企業の価値をあげ、将来の成長性も高めるという計画だ。

29日、外食業界によると、韓国のチキンフランチャイズ1位の「キョチョン(KyoChon)チキン」を運営するキョチョンエフアンドビー(KyochonF&B)が今年の下半期までにIPOを完了させるという。

キョチョンエフアンドビーは2018年から上場準備をしたが、子会社の不良と加盟店の共生論議などで先送りされた。IPO市場でも加盟事業の構造的限界による「安定性」と「成長性」の問題を、外食・フランチャイズ業界の価値を落とす要因として指摘している。

昨年、ロッテグループ出身のソ・ジンセ会長の就任後、このような問題点を改善するのに力を注いだ。

豚肉専門店の熟成72と2015年に披露した韓国料理ブランドのタムキムサムなど、実績が振るわない事業はためらうことなく廃業した。スヒョンエフアンドビー、ケイシ―ウェイなど不良系列会社は吸収合併した。台湾とマレーシアなど海外市場で加盟事業を拡大し、規模の拡張した。

キョチョンエフアンドビーは外食業界で初めてコスピ市場への直接上場を目標としている。

外食業界は昨年、上場を保留したり無期限延期した。先立ってコスダック市場に進出した事例の結果が良くなかったからだ。

最初にフランチャイズ業界で上場したテチャンファロス(居酒屋チョキチョキ)が2015年、上場廃止された。

MPグループ(ミスターピザ)は改善期間を受けた状態だ。MPグループは今回の改善期間で黒字を達成しなければ、「5年連続の営業損失を記録した場合、上場廃止」という理由により、コスダック市場で退出される。

ヘマロフードサービス(マムズタッチ)とディディム(新麻浦カルメギなど)は、スパック(SPAC、企業買収目的会社)合併を通じて上場したが、株価が芳しくない。

ただ、以前とは違って上場を先延ばした企業は、むやみにタイミングを待つより体質改善を始めた。

コーヒーフランチャイズ初の株式市場への進出を推進したイディヤコーヒー(EDIYA COFFEE)は、ひとまず暫定的に延期することにした。代わりに、韓国内のコーヒー専門店としては初めて加盟店3000号店を突破し、システムを補強した。

外部の専門家も迎え入れた。現代投資信託とSVパートナーズで資産運用や企業コンサルティングを総括したキム・ナムヨプ副社長に経営管理を任せた。

計400億ウォンを投入して京畿道の平沢市に延べ面積1万3064m²(約4000坪)規模で建設している最新式生産工場、「ドリームファクトリー」が今年4月に竣工を控えている。

業界最低の1%台閉店率を維持し、成長性と安定性の二兎を得るという戦略だ。

企業IPO分野の専門家として有名なNH投資証券のソ・ジェヨン常務は29日、ソウル瑞草区シェラトンソウルパレス江南ホテルで「フランチャイズ産業のトレンドと上場戦略」というテーマで特別講演を行った。

ソ・ジェヨン常務は「フランチャイズ企業は基本的に過当競争と低い安定性などの問題で評価額が高く出ない傾向がある」とし、「伝統的なフランチャイズモデルの境界を越え、AI(人工知能)などハイテク産業や流通、プラットフォームなど他業種との融合を通じて未来の成長性を高めることで、企業価値の向上はもちろん、中長期的に成功的な上場神話を生み出すことができるだろう」と助言した。
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