サムスン電機の天津工場、今年稼働…電装用MLCC事業「本格化」

[サムスン電機の天津工場、今年稼働…電装用MLCC事業「本格化」]



サムスン電機は今年上半期、中国天津工場の稼動を通じ、電装用積層セラミック蓄電器(MLCC)市場のシェアを高める方針だ。 電装用MLCC部門の市場グローバル4位水準から3年以内に2位へ飛躍が目標だ。 新型コロナウイルス感染症の拡散によって生産に支障が生じなければ、2年で営業利益1兆ウォンを回復できるだろうという分析も出ている。

11日、サムスン電機によると、天津の戦場用MLCC工場は上半期内の稼動を目標にしている。 5700億ウォンが投資されたこの工場が完工されれば、釜山(プサン)工場と共に、サムスン電機の電装用MLCCを担当生産することになる。

電装用MLCCはIT用と役割は似ているが、使用環境がより過酷で、高い信頼性と耐久性を必要とする。 製造難易度が高く、スマートフォン向けMLCC比価格が高い。

MLCCは普通プレミアムスマートフォン1台に900∼1100つが入るが、電気自動車には電装用MLCCが10倍に達する1万つ以上投入される。

現在、同市長は日本の村田とTDK、京セラが掌握している。 しかし、今年からテスラを筆頭にグローバル自動車メーカー各社の電気車販売が急増し、その市場が爆発的に成長する見込みだ。

昨年の事業説明会でサムスン電機のチョン・ヘソクコンポーネント電装開発グループ長常務は"グローバル自動車メーカーの厳格な検証を通過し、MLCC供給を増やしている"、"釜山と中国天津で電装用MLCCを本格供給すれば、2022年、電装用MLCCでグローバル2位を達成できるだろう"と自信した。

3月からサムスン電子のギャラクシーS20など5Gスマートフォン新製品の発売も予定されており、MLCCの需要はさらに増加する見通しだ。 これもまた、サムスン電機の業績改善に力を与える部分だ。

ただ、新型コロナウイルス感染症のため、サムスン電機は中国の現状を注視している。 中国内で統制されている都市が多く、原材料の需給に支障をきたしかねないからだ。

サムスン電機の関係者は"現在、中国は日単位でモニタリングを行っている。 まだ一部地域で物流が遅れて到着するなど問題があるが、まだ状況は大丈夫だ"とし、"下半期にスマートフォンと電気自動車などMLCC需要が増えるものと予想され、業況は悪くない"と述べた。
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