国内線燃油サーチャージ3カ月連続「0ウォン」・・・航空会社の路線拡大競争

  • 済州など国内線利用客数の回復

[写真=聯合ニュース(金浦空港の国内線ターミナル)]


新型コロナウイルス感染症(コロナ19)で海外を行き来する路線が急減し、国内(韓国)航空会社が先を争って国内線の拡張に熱を上げている。特に、国際原油価格の下落で、来月も国内線に燃油サーチャージが課せられず、国内線の航空需要にも肯定的な影響を及ぼす見通しだ。

4日、業界によると、大韓航空とアシアナ航空など国内航空会社は7月の国内線の全路線に燃油サーチャージを課さない。これで3カ月連続、国内線の燃油サーチャージは「0ウォン」を記録することになった。

燃油サーチャージは、航空会社や海運会社が国際原油価格の上昇による損失を補填するため、運賃に課すサーチャージだ。1カ月単位で事前告知されるが、最近はコロナ19事態で原油価格の下落が続き、燃油サーチャージが課せられなくなった。

通常、燃油サーチャージが減れば航空旅客の負担も減るため、旅客需要が増える。同時に航空会社の売上も増加することになる。

国内線の需要は最近に入って目立った回復振りを見せている。航空情報システムによると、先月の国内線利用客数は △第1週(4~10日)75万3390人 △第2週(11~17日)78万9920人 △第3週(18~24日)89万1952人 △第4週(25~31日)94万5406人と持続的に増加した。

国内の代表的な観光地とされる済州を往来する路線の場合、週末には80%以上の予約率を記録し、需要がかなり回復している。済州道観光協会によると、先月30日現在、5月の1カ月間、済州道を訪れた観光客は73万9302人と集計された。

4月(54万3358人)に比べて約36%増えた数値だ。先立ってコロナ19事態がピークに達した3月には、観光客が48万762人まで減った。

業界では本格的な夏の休暇シーズンが始まる来月から国内旅行客がさらに増えるものと見ている。航空会社はこれに合わせ、済州など国内路線の拡大に力を入れている。特に格安航空会社(LCC)の路線拡張が目立つ。

ジンエアーは今月に入って大邱~済州、金浦~釜山、金浦~光州路線を定期便に転換しており、今月19日から来月16日まで金浦~麗水、麗水~済州路線を毎日往復1回の不定期運航した後、定期便への転換を推進する。今年4月に金浦~麗水、麗水~済州路線に新規就航した済州航空も、今後、麗水観光需要増に備え、今月から従来の週1回から週2回に運航回数を増やすことにした。

エアプサンは今月6~30日、釜山~金浦路線に週往復5便を追加投入し、毎日14回の往復運航する計画だ。ティーウェイ航空は今月26日から釜山~襄陽、光州~襄陽路線に新規就航する。
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