LG電子、AI競争力の強化へ…カナダ1位の移動通信社出身の専門家迎え入れ

[LG電子、AI競争力の強化へ…カナダ1位の移動通信社出身の専門家迎え入れ]



LG電子が人工知能(AI)の覇権競争に本格的に乗り出した。 最近、カナダ移動通信会社1位「Bell」出身のAI専門家を迎え入れ、研究開発(R&D)の準備を終えた。 オープンイノベーションにもスピードがついている。 KTとLGユープラスなど国内大手企業のみならず、海外のAIスタートアップなど国籍や海外を問わず、相互に協力した。

7日、関連業界によると、LG電子は先月、新任トロントAI研究所長にケビン・ペレイラ博士を迎え入れた。 今年2月、ダリン・グラハム前所長がスタートアップ創業を理由に辞任してから3カ月ぶりに早いペースで空白を埋めたのだ。

ペレイラ所長はカナダ移動通信社「Bell」出身のAI専門家だ。 トロント大学の研究員を経て、BellのAI研究チームを率いた経験がある。 特にBellで彼はマシンラーニングに基づいたクラウド基盤ソフトウェア(SaaS)の開発に力を入れた。 ペレイラ所長は具光謨(ク・グァンモ)LGグループ会長が最近注目しているAIとデジタル転換(Digital Transformation)分野の未来成長動力の発掘をリードするものと見られる。

今回の迎え入れを受け、LG電子はトロント研究所をAI R&Dの前哨基地として育成する計画だ。 18年に設立されたトロント研究所はソウル、米シリコンバレー、英ケンブリッジ、ロシア・モスクワのLG電子の5つのグローバルAI拠点の一つだ。

トロント研究所はAI分野で世界的な権威を持つトロント大学と共同で、さまざまな産学協力課題を実施している。 特にクラウドサーバを介さずに顧客が使用する機器自体でAIデータを処理する「エッジAI」やAIが反復学習を通じて自ら解決方法を会得する「強化学習」などに注力している。

LG電子が海外にAI専門研究所を開設したのは今回が初めてだ。 トロントは「グローバル4大のAI聖地」と呼ばれるほどAIスタートアップの生態系が活性化しているためだ。 サムスン電子はもちろん、フェイスブックやグーグルなどグローバルIT恐竜らがすべてトロントに研究組織を置いている。 LG電子はカナダの豊富なAI研究インフラを基に、オリジナル技術の確保に力を入れる方針だ。

LG電子は全方位的なオープンイノベーションにも集中している。 3日にKT、LGユープラスと結成した「AIワンチーム」が代表的なケースだ。 LG電子は両社とAI分野で実際の事業成果を創出するための協力を強化することにした。 1月には世界最大の技術展示会「CES 2020」でカナダのスタートアップのエレメントAIとも共同研究のための業務協約(MOU)を締結した。

専門人材の確保にも奔走している。 昨年12月、ジョセフ・リム米南加州大学コンピューター工学部教授を役員級で迎え入れたことがある。 同年、トロント大学、米カーネギーメロン大学との協業を通じて、内部職員12人を「AI専門家」として育成している。
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