文大統領、国会演説で「不動産対策・新型コロナ克服の協力を呼びかけ」

[写真=青瓦台(大統領府)]


文在寅(ムン・ジェイン)大統領が16日、第21代国会の開会式で演説を行った。文大統領は過熱する不動産市場への対策、新型コロナウイルス感染(コロナ19)拡大による危機克服、ポストコロナ時代を見据えた発展戦略である韓国版ニューディールの推進などに向けた国会の連帯と協力を求めた。  

この日の演説で文大統領は、国民生活に関する現在最大の立法課題は不動産対策と述べ、「政府は投機の抑制と住宅価格の安定に向け、必要なあらゆる手段を講じる」と不安定な不動産市場と関連した政府の立場を改めて強調した。また、複数の住宅を所有した多住宅者の負担引き上げなどにより、「不動産投機ではこれ以上、金もうけができないということを明確にする」と変わらぬ意志を表明した。

特に「住宅の供給拡大を要求する野党の声にも耳を傾け、必要な方策を積極的に講じる」と、党派を超えた協力を求めた。

続けて、第21代国会の任期は5月30日に始まったが、与野党の対立などで開会が遅れていたことに対しては「第21代国会は対決と敵対の政治を清算し、必ず新たな協治の時代を開くべきだ」と訴えた。

さらに検察改革の一環といえる高位公職者犯罪捜査処(公捜処)法定設立日が前日(7月15日)に過ぎたことについて、「第21代国会が権力機関改革を完遂するよう期待している」と述べた。
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