ポスコ、コロナ19にもムーディーズ格付け維持

[ポスコ、コロナ19にもムーディーズ格付け維持]



ポスコは今年、ムーディーズの定期評価で、現在の信用等級「Baa1(Stable)」維持の判定を受けたと29日、明らかにした。

ムーディーズがグローバル市場の悪化で、鉄鋼産業に対する否定的な立場をとり、ライバル鉄鋼メーカーの格付けを下方修正したものとは対照的な結果だ。

これに先立って、ムーディーズはアルセロール・ミッタルの信用等級をBaa3(Negative)からBa1(Stable)投資注意等級に下向しており、日本製鉄もBaa1(Negative)からBaa2(Negative)に格付けと見通しを否定的な下向させた。

ムーディーズはコロナ19により高収益をもたらしてくれた自動車鋼板の需要が弱体化されながら、ポスコの2四半期の鉄鋼事業部門の営業実績は下落したが、鉄鋼外事業部門の営業利益は前年同期と似たレベルへと、相対的に堅調な実績を記録したと分析した。

また、営業業績の悪化にも、ポスコの格付けを維持した背景に会社のコロナ19の事態に対処する危機対応力、負債の少ない堅固な財務構造(solid capital structure)と高い資金時在保有による財務柔軟性(high financial flexibility)を挙げた。

ポスコは実際、コロナ19の拡大以後、現金流れの中心の政策を施行し、安定的な財務構造を維持している。 ポスコは21日、2四半期の企業説明会で別枠基準の資金時在12兆645億ウォンと負債比率26.9%、連結基準では資金時在16兆9,133億ウォンと負債比率72.8%を記録し、財務構造が持続的に改善されていることを明らかにしたこともある。

ムーディーズは今後もポスコが営業実績の改善、慎重な投資執行、運転資本管理の強化などの努力を持続するだろうとし、連結基準2020年の予想Net D/Eは1.8倍に上昇するが、2021~2022年には1.5倍水準と見られるとし、Baa1等級に適合だと展望した。

一方、ムーディーズはアジア太平洋地域の鉄鋼会社を分析して展望する報告書「APAC Steel Outlook」で、ポスコを優秀な財務健全性を維持する企業事例と紹介した。 ポスコがコロナ19の状況の中でも優れた国内市場の立地と原価競争力で、グローバルライバル鉄鋼メーカーに比べ、販売実績と収益性防御にうまく対応したと分析した。
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