外貨預金、7ヵ月ぶりに減少・・・個人だけ増加

[写真=聯合ニュース]


韓国の国内居住者の外貨預金残高が7ヵ月ぶりに減少した。新型コロナウイルス感染症(コロナ19)の影響で続いた「ドル買い」にブレーキがかかったためだ。

22日、韓国銀行が発表した「9月中の居住者外貨預金動向」によると、先月末の国内(韓国)居住者の外貨預金は854億5000万ドルで、前月比30億9000万ドル減少した。今年6月から3ヵ月連続で史上最高値を更新したが、ようやく落ち着きを取り戻している。外貨預金が減少したのは、今年2月以降7ヵ月ぶりだ。

ドル建て預金は734億7000万ドルにとどまり、前月比734億7000万ドル減少した。企業のドル預金が34億7000万ドルも減った影響が大きかった。これには一部企業の決済資金需要と証券会社の海外資金預置などが影響を及ぼした。

韓銀は「秋夕(チュソク)連休中に世界的な株式相場に備え、証券会社が海外デリバティブ取引証拠金を海外口座に預けた」と説明した。

個人のドル預金は160億9000万ドルで、3億5000万ドル増えた。これは歴代最大値だ。ウォン高が進み、ドルが安い時に買っておこうとする需要が殺到した影響だ。

ユーロ預金も証券会社の短期運用資金の引き出しなどによって前月より2億9000万ドル減った。一方、人民元預金は16億3000万ドルで、前月比1億4000万ドル増えた。円建て預金も49億5000万ドルを記録し、1億9000万ドル増加した。英ポンドや豪ドルなど、その他の通貨預金は1000万ドルが減少した。
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