現代自、英国「INEOS」と水素経済協力MOUの締結

[現代自、英国「INEOS」と水素経済協力MOUの締結]



現代自動車が水素経済拡張のため、英国の総合化学企業「INEOS」グループと協力する。

昨年6月、サウジのアラムコ社に次ぐ2番目のグローバル総合化学企業との協力で、今後、水素社会への転換において重大な転換点になるものと期待される。

現代自は20日、INEOSグローバル水素生態系の拡大に向けて協力しようという内容の了解覚書(MOU)を締結したと23日、明らかにした。

水素の生産、供給、貯蔵はもちろん、水素電気車の開発、燃料電池システムの活用に至る統合水素バリューチェーンを構築し、水素関連の公共・民間分野の事業拡大を図ることにより、水素社会の実現を繰り上げるという目標だ。

まず、両社はINEOS傘下のINEOS Automotiveが開発中のスポーツ・ユーティリティー・ビークル(SUV)「Grenadier」に現代自動車の車両向け燃料電池システムを搭載し、新しい水素電気自動車を披露するという計画だ。

また、水素関連事業機会の創出を通じた欧州内での水素経済の拡散にも積極的に協力する。 欧州は水素経済を先導するための動きが活発に行われている代表的な地域だ。 水電解施設の構築を通じてグリーン水素の生産を画期的に増やし、貯蔵、流通、運送、充電など水素関連のインフラ投資を拡大するという目標を立てている。

このような欧州内の動きに歩調を合わせ、両社はMOUの直後、主要関係者らで構成された協議体を構成し、欧州各国政府、民間企業と緊密に協力しながら、直ちに事業機会の模索に乗り出す。

この過程でINEOSは子会社のINOVYNを中心に水素生産、供給、貯蔵を、現代自は燃料電池システムの供給などを担当することになる。

この他にも両社はINEOSの化学分野の技術力と現代自の燃料電池システム分野の技術力を基盤に、水素の生産、貯蔵、運送、活用にグローバル水素生態系の拡大に向けて積極的に努力する方針だ。

これに先立ち、両社はグローバル水素社会の早期実装が必要だということに意を集め、シナジー効果が発揮できるような協力分野を模索してきたところである。 INEOSは現在、年間30万tの水素を生産しており、最近、関連事業分野をさらに拡大したことで、未来水素社会を牽引するための本格的な始動をかけている。

一方、現代自動車グループは早く成長するものと予想される水素経済社会に先制的に対応するため、2030年まで水素燃料電池システムの生産能力を70満期の規模に拡大する予定だ。
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