世界最大規模のコンテナ船社であり、デンマークに本拠を置く『マースク(MAERSK LINE)』が、海の真ん中で貨物コンテナを落とす事故を起こした。
21日(現地時間)、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)によると、マスクは太平洋で貨物コンテナ約750個を紛失した。
同日、マスク側も中国廈門を出航して米ロサンゼルスへ運航中だった『Maersk Essen』号が16日、太平洋で750個余りの貨物コンテナを海に流失したと明らかにした。
マスクは「船員たちは無事で該当コンテナ船は引き続き航海している」とし「米海岸警備隊と関連当局に知らせ、具体的な調査を進めている」と説明した。
Maersk Essen号のコンテナ積載容量は1万3000個規模で、今回紛失した貨物規模は積載容量の5.7%に当たる。
WSJは今冬、太平洋を中心にコンテナ紛失事故が増えていると伝えた。
海運保険会社の関係者によると、ここ2ヵ月間、海上で紛失したコンテナは約3000個規模であり、1年間で紛失されるコンテナより2倍多い。
一方、世界海運評議会(WSC)は昨年7月、2008~2019年に年平均1382個のコンテナが海上で紛失したという内容の報告書を発表した。
一部では、コンテナを船舶に縛り付ける固定システムの故障や、コンテナ船の大型化によるコンテナ積層の高さ向上などで船舶の安全性が低下したのが原因であると分析した。
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