[シン・グニョンのコラム] ブロックチェーンが変える世界が見えてきたか?

양정미 기자

登録 : 2021-04-16 17:30 | 修正 : 2021-04-16 17:30

[写真・執筆=シン・グニョン韓国ブロックチェーンスタートアップ協会名誉会長]


第3次産業革命の基盤であるインターネットは1995年に一般に開放され、電子メール、インターネット電話、インスタントメッセージなどのサービスの登場で爆発的にユーザーが増え、1999年、いわゆるITバブルとともに大きく成長した。その後わずか20年余りでグーグルやアマゾン、フェイスブック、ユーチューブ、ネットスケープなど巨大プラットフォーム諸国の誕生をもたらしたインターネットは、従来の産業になかった新たな価値を創出し、モバイル大衆化によりその領域が大幅に拡大した。しかし、第1次・2次産業革命がもたらした経済的・社会的問題の解決には失敗した。

インターネットの便利さは、オンラインショッピングやリアルタイムの価格比較はもとより、AIのユーザー行動分析によるサービス提供や、世界のどこででもリアルタイムでテレビ会議が可能になった。このような技術の発達は、地球をますます小さくし、便利さが極大化されたが、私たちは果たしてインターネット以前よりも、もっと自由で民主的かつ適切な待遇を受けているのかという疑念を拭うことができない。カカオはタクシー売上の20%を受け取り(一部返還)、ウーバーはドライバー収入の35%を差し引く。グーグルとユーチューブの市場独占力は、国境を越える絶対権力へと膨らみ、現在はいわば「フラットフォーム全盛時代」となっている。

プラットフォームは、ユーザーにとって取引の利便性、統合された恩恵、小品種大量生産やロングテール市場の活性化など、肯定的な効果をもたらしたが、上位1、2位の企業が90%以上市場シェアを持つ独寡占の深化や個人情報の流出と検閲強化、ビッグデータ独占など、新しい問題点をもたらしている。

このようにインターネットは発展過程で開放・共有・参加といった社会的イシューを重視し、これを実現しようとしたが力不足で、むしろ公正な社会的機能は後退し、多くの人の失望を招いた。

ブロックチェーンの誕生は、このようなインターネットの限界を超える技術で脚光を浴び、中間流通段階の大幅縮小、合理的購買と品質保障や参加者補償体制を強化した。そして何よりデジタル資産の誕生は人類に新しい世の中を提供できると多くの専門家は期待している。

ブロックチェーンは、帳簿(Data Block)を連結(Chain)する技術である。インターネットが世界中のコンピューターを連結したとすれば、ブロックチェーンはコンピューターの中に入っているデータを連結する技術だ。このようなブロックチェーン機能は、インターネットを一段階アップグレードさせるものと予想され、インターネットが解決できなかった工程と共有、分散、民主化と参加者補償体制を作っていくことができるという期待で、未来産業として脚光を浴びている。

しかし、ブロックチェーン技術開発が遅れ、期待を膨らませていたユーザーを失望させ、ビットコインやイーサリアムに代弁される仮想通貨のバブルだけが発生したという批判も受けている。だが、その背景にはビットコインのほかに、これといった「Killer Dapp」がなかったためだ。

IT技術発達の歴史を見ると、パソコンの出現と同時にスプレッドシート、つまりVisiCalc、Lotus123、Excel など、ユーザーのニーズを爆発させた「キラーアプリ」が先に登場した後、関連デバイス(アップルコンピュータ)やインフラ(インターネット)の急速な発達をもたらす形で発展してきた。その後、グーグルやユーチューブ、フェイスブック、カカオなどのキラーアプリの登場で、現在のような巨大プラットフォームの産業構造が生まれたのだ。同様に、ブロックチェーン産業が本格的に発展するためには、ユーザーが熱狂するキラーDapp(分散型アプリケーション)が登場しなければならないが、もう少し時間がかかりそうだ。しかし、イーサリアムの共同創設者であるジョセフ・ルービン氏は、「2019年はインターネットでいえば1994年だ。インターネットが1996 年を基点に世界中に急速に広がったように、ブロックチェーンも2~3 年後には急速に世の中を変えるだろう」と予測している。

まだ開発が遅々として進んでいないブロックチェーンの未来に希望を捨てられずにいる理由は、既存のインターネット産業が解決できなかった共有や分散、民主化と参加者への補償など、公正と資源の効率化を実現できるという期待のためだ。だからこそ私たちは今、技術力や信頼できるブロックチェーン企業を探して投資し、応援する必要がある。それが未来を先取りする道だ。
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