SKケミカル、プラスチックリサイクル技術で38兆ウォンの化粧品容器市場の攻略

[SKケミカル、プラスチックリサイクル技術で38兆ウォンの化粧品容器市場の攻略]



SKケミカルが38兆ウォンにのぼるグローバル化粧品容器市場の攻略に乗り出した。SKケミカルは「エコトリアCR(ケミカルリサイクル)」製品の生産体制を完備し、9月から本格的に生産を始めるという方針だ。

回収したペットボトルなどを細かく粉砕してリユースする物理的なリサイクルとは違って、SKケミカルの化学的リサイクルはプラスチックを分解した後、純粋な原料の状態に戻す技術である。そのため、プラスチック製品の品質の低下なしに繰り返してリサイクルをすることができる。

20日、SKケミカルによると、本格生産を準備しているエコトリアCRは化学的再利用技術で分解した原料を50%使用しながらも、コポリエスタ固有の透明性と外観、耐化学性などの機能性を具現することができる。

このような機能性のおかげで、エコトリアCRは化粧品容器に適しているとの評価を受ける。厚く作っても透明で明るい色を維持する上、使用済みリサイクルまで可能だからだ。

幅広いリサイクル可能性もエコトリアCRの強みだ。最近、世界各国が進行しているプラスチックリサイクルに歩調を合わせて注目を受けているためだ。

欧州連合(EU)が2018年に発表した「循環経済に向けた欧州のプラスチック排出戦略」によると、プラスチックパッケージング(包装・容器)などは2025年までは55%、2030年までは100%リサイクルできなければならない。

EUだけでなく、米国、カナダでも政府や地方政府レベルでプラスチックリサイクル関連規制が導入・拡大されている。これは大きく増えるプラスチックゴミの削減が世界各国に非常に急な課題となったためだ。

これによって、ロレアル、エスティローダー、シャネルなどグローバル化粧品業界ではプラスチックリサイクルやエコ包装材の開発が活発に行われている。

SKケミカルのエコトリアCRは最近、国内外の化粧品メーカー及び容器メーカーらの関心を受けている。プラスチック廃棄物を減らし、リサイクルできる案をめぐって様々なブランドオーナー及び化粧品容器整形業者と積極的な協業を進めているものと把握される。

一方、SKケミカルは国内外のプラスチック使用規制によるトレンドの変化に対応するため、[
持続可能なパッケージングソリューション(SPS・Sustainable Packaging Solution)」を運営している。SPSは「エコトリアCR」を含め、「エコトリアR」とエコジェンクラロシリーズなどで構成されている。
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