SK、バイオ委託生産投資の拡大へ…2025年1.2兆の現金創出目標

[SK、バイオ委託生産投資の拡大へ…2025年1.2兆の現金創出目標]



投資専門会社「SK(株)」がバイオ事業の価値投資を通じ、2025年には1兆2000億ウォンの現金創出能力(EBITDA)を確保するという目標を提示した。特に、最近急成長中のバイオCMO(委託生産)の投資拡大を通じ、世界5位圏のCMO企業を育成するという計画だ。

SKは21日午後、「バイオファイナンシャルストーリーコンファレンスコール」を開き、このような事業計画を明らかにした。

今後、SKは製薬部門では中枢神経系(CNS)特化製薬事業の育成に集中しつつ、バイオCMOの投資をさらに拡大する方針だ。

特に、SKは新型コロナの大流行後、バイオCMO市場の成長が製薬市場を上回るものと見込み、CDMO(委託生産開発)投資を強化し、グローバル製薬会社と代替不可能なパートナーシップを締結するという計画だ。

このようなSKのバイオCMO事業投資については先月、買収したフランスの遺伝子・細胞治療剤(GCT)原料医薬品CMO企業「Yposkesi」が核心的な役割を果たすことになる。

Yposkesiは現在、ウイルスベクター(Viral vector)基盤の遺伝子治療剤の生産に向けた設備を運営している。SKはYposkesiに原料医薬品(API)の生産、注射剤の生産などに必要なGCTバリューチェーン(価値連鎖)を提供し、2023年には商業生産を開始し、欧州最大のGCT原料生産能力を確保するという目標を立てた。

SKは追加の買収合併を通じた米国GCT CMO事業の早期参入も計画中だ。また、CDMO特化技術に対する研究開発投資も持続する予定だ。同時に、生産能力の最大化に向けた地域差別的戦略を展開する。受注・生産など全ての領域のデジタル化を通じた安定的な現金創出能力も確保する。

李ドンフンSKバイオ投資センター長は"2025年まで米国と欧州、アジアなど主要製薬市場の拠点別に合成・バイオ設備構築を完了し、医薬品CMO事業のバリューチェーンを完成する"とし、"SKファームテコを全世界製薬市場に合成とバイオ革新新薬を全て供給できるグローバル先導CMOで育成したい"と述べた。

SKは同日、バイオCMO事業のほかにも先端素材・水素・デジタルを中心としたファイナンシャルストーリーを通じた2025年の時価総額140兆ウォンを達成するという計画も再度強調した。

SKが明らかにした2025年の目標EBITDAは△半導体2兆7000億ウォン △バッテリー1兆6000億ウォン △水素9000億ウォンなどだ。SKのバイオ投資EBITDAは2016年、バイオテクをSKの子会社に転換した以後、年平均42%の成長率を示している。

さらに、SKグループは持株会社SKのバイオ事業と同時に、ESG(環境・社会・支配構造)経営にもまい進するという方針だ。崔泰源(チェ・テウォン)SKグループ会長は中国海南で開かれた博鰲フォーラムに参加し、ESG経営の重要性を強調した。
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