LG化学は中国バッテリー素材メーカー「Jiujiang DeFu Technology(以下、DeFu)」に400億ウォンを投資したと16日、明らかにした。DeFuは中国内の3位の銅箔製造会社で、二次電池用銅箔の電池箔、電子製品印刷回路基板(PCB)用の銅箔を生産している。
銅箔は髪の厚さの15分の1程度水準の薄い銅箔だ。バッテリー陰極材に使われ、バッテリーのコア素材に挙げられる。厚さが薄いほど、陰極にもっと多くの活物質を満たし、バッテリーの容量を高めることができるためだ。業界では二次電池用銅箔の需要が今年26万トン(t)から2025年62万tに毎年平均25%以上増えるものと見ている。
DeFuは年間生産能力を現在の年間4万9000tから来年7万8000tに増やす計画だ。1四半期の売上高は1130億ウォンで、一年前より4倍以上増えたものと把握される。
LG化学の関係者は"DeFuは業界最高水準の原価競争力と生産能力を基に、グローバル銅箔生産企業と競争が可能な技術力を持っている"、"中国ローカル企業の中で唯一、銅箔添加剤技術を独自保有していて、均一な高品質の銅箔生産が可能だ"と述べた。
実際、DeFuは昨年、グローバルな主要のバッテリーメーカーに供給を開始し、来年上半期、中国の深セン創業販売に上場を計画している。
LG化学がバッテリー素材事業を集中育成することにしただけに、事業間のシナジー効果ももたらすものと予想される。両社は銅箔事業で長期的協力パートナーシップを結ぶため、了解覚書(MOU)を締結し、多様な協力案を話し合う予定だ。
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