韓銀、成長率4.0%に大幅上方修正へ・・・金利は据え置き

[写真=聯合ニュース(韓国銀行の李柱烈総裁)]


韓国銀行が今年の国内経済成長率に対する展望値を大幅に引き上げた。期待を上回る輸出好調と3月末に国会で可決された補正予算の効果などを反映した結果だ。

韓銀は27日、ソウル世宗大路の韓銀本館で金融通貨委員会を開き、今年の経済成長見通しを4.0%に決定した。直前の予測値だった3.0%から、1.0%ポイント高まった数値だ。

こうした決定の根拠は「輸出」だ。輸出が国内総生産(GDP)に占める比重を勘案すれば、最近の輸出の反騰幅が十分有意義な結果を生み出せるという分析だ。実際、関税庁によると、今月に入って20日までの輸出額(311億2000万ドル)は、1年前より53.3%も増えた。輸出だけでなく第1四半期の民間消費も回復傾向を示した。民間消費は乗用車や家電製品などの耐久財と、飲食料品などの非耐久財などを中心に前期対比1.1%増えた。

さらに、景気刺激に向けた政府の大規模な財政政策も力を加えた。先立って、展望値の発表当時は補正予算の効果は反映されなかったが、今回の見通しには災難(災害)支援金の影響などが含まれている。

韓銀は来年の成長率も2.5%から3.0%に上方修正した。消費者物価上昇率は今年1.8%、来年は1.4%水準をそれぞれ見込んだ。景気回復が急速に進み、物価上昇率も前回の予測値(1.3%)より0.5%ポイント引き上げた。

一方、基準(政策)金利は今回も0.5%に据え置いた。ただ、経済成長率と物価上昇率を上方修正しただけに、前より引き上げ圧力がさらに強まっているのは確かだ。利上げの時期はワクチン接種で集団免疫の達成が可能な11月になる可能性が最も高いが、それより早い第3四半期の可能性も取り上げられている。
 
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