​SKC、「廃プラスチック熱分解油リサイクル事業」の本格化…日本のベンチャー企業と提携

[​SKC、「廃プラスチック熱分解油リサイクル事業」の本格化…日本のベンチャー企業と提携]



SKCが日本のベンチャー企業と提携し、「廃プラスチック熱分解油エコ事業」を本格的に推進する。 短期的には廃プラスチックから中質油など熱分解油を抽出してボイラーに使用し、長期的には精製を通じてプラスチック原料を作るという目標だ。

SKCは8日、日本の環境エネルギー社とテレビミーティングを開き、廃プラスチック熱分解商業化技術の開発協力了解覚書を締結したと明らかにした。 SKCは今回の協約を通じ、韓国内の関連技術共同所有及び独占実施権を確保した。

SKCは環境エネルギー社の技術力に、投資会社のSK PICグローバルの化学事業のノウハウを加え、今年、パイロット設備を設置し、来年上半期まで商業化技術を確保するという方針だ。

廃プラスチック熱分解技術は排ビニールなどプラスチックリサイクルの側面で活用度が高い。現在、リサイクルは単一素材中心で、様々な素材が混ざったプラスチックの場合、リサイクルが難しい。種類と色によって分類もしなければならない。熱分解技術を使用すれば、色々な種類のプラスチックも区分なくリサイクルすることができる。熱を加えて熱分解油を抽出する方式だからだ。

ただ、廃プラスチック熱分解技術はまだ全世界的に初期段階だ。SKCは世界初のエコHPPO(過酸化水素プロピレンオキサイド)工法の商業化に成功したSK PICグローバルの力量を中心に国内初の大規模な商業化に挑戦する。特に、日本の環境エネルギー社の熱分解技術は他の熱分解技術より生産性が高く、設備稼働率も高く、商業化に有利なものと伝えられた。

SKCとSK PICグローバルは環境エネルギー社とともに、SK PICグローバルの蔚山(ウルサン)工場にパイロット設備を構築する。2022年まで国内の廃ビニールに最適化した商業化技術を確保し、2023年の稼働を目標に蔚山工場に商業化設備を構築する。以後、新設工場ではビニールなどの廃プラスチック5万トン(t)以上を投入し、3万5000t以上の熱分解油を生産する計画だ。

すぐにはSK PICグローバルの蔚山工場のボイラー燃料に使用する。今後は不純物除去の水準を高め、高付加プラスチック原料としても活用する案を推進する。
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