現代自、2040年まで核心市場で100%電気自動車転換…廃バッテリーの活用も拡大

[現代自、2040年まで核心市場で100%電気自動車転換…廃バッテリーの活用も拡大]



現代(ヒョンデ)自動車が2040年まで核心市場で100%電気自動車の転換を図る。これを通じ、グローバル電気車市場占有率8~10%を達成するという目標だ。また、電気自動車の販売量の増加に比例して増える廃バッテリーをリサイクルにも力を注ぐ。

現代自は6日、グローバル電気車市場の拡大目標などを盛り込んだ「2021年の持続可能性報告書」を発刊した。

現代自は2040年、核心市場で100%電気自動車への転換の達成に向け、まず2030年から次第に欧州、中国、米国などで電気自動車ラインアップの変更を推進する。インド、ロシア、ブラジルなど新興国は一部の生産能力を内燃機関車両を維持するものの、比重は50%未満に調整する計画だ。

これを通じ、昨年、現代自の販売車種の3%水準だった電気車の比率を2025年10%、2030年18%、2035年42%、2043年73%まで引き上げる。

現代自は2016年、「アイオニック」を発売し、電気車開発を本格化した。2018年には大衆ブランドとしては初めてスポーツ・ユーティリティ・ビークル(SUV)電気自動車「コナ」を発売したことがある。今年は電気車向けプラットフォームである「E-GMP」に基盤した初の専用電気自動車「アイオニック5」を発売した。また、高級車ブランドであるジェネシスの初の電気自動車「G80e」の発売も控えている。

現代自は2025年までジェネシスブランドを含め、E-GMPを基盤にした12種以上の電気自動車モデルを発売する予定だ。2027年には全固体バッテリーを搭載した電気車の量産も計画中だ。

現代自は電気自動車の販売量に比例して増加するものと予想される廃バッテリー循環システムの構築に努める。国内で大規模の廃バッテリーの回収ネットワークを構築し、これを欧州、米国などへと拡大していく。

代表的なものがエネルギー貯蔵装置(ESS)のリサイクル事業だ。現代自は回収された廃バッテリーを精密診断し、残存価値が70~80%水準の場合、ESSとしてリサイクルしている。現代自は電気車の廃バッテリー基盤のESSを開発し、現代製鉄、韓国水力原子力、ハンファQセルズ、OCIなどエネルギー会社と実証事業を展開中である。

現代自はESSで再使用が不可能な廃バッテリーの場合、これを分解してリチウム、コバルト、ニッケルなど金属を抽出するリサイクル事業もしている。バッテリーに含まれた金属は主にアフリカ、東南アジア、南米など開発途上国内の特定国家に埋蔵量が限定されているため、供給の不安定、価格変動リスクが存在する。現代自はこのため、廃バッテリーの回収を通じた金属リサイクルを持続的に強化するという方針だ。
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