SKイノベーション、2030年内に炭素純排出50%の削減推進…"2050年には100%削減目標"

[SKイノベーション、2030年内に炭素純排出50%の削減推進…"2050年には100%削減目標"]



SKイノベーションが2030年までに二酸化炭素の純排出を50%削減させると明らかにした。2050年には純排出の削減規模を100%に高めていくという目標だ。

SKイノベーションは20日、「炭素Net Zero特別報告書」をホームページなどを通じて発表した。これは1日、ストーリー・デー行事を通じて宣言した「炭素純排出量のゼロ(0)」の実践案を具体的に盛り込んだ内容だ。

SKイノベーションは報告書を通じ、Net Zeroを達成するための事業別の細部案及び投資計画や削減目標の達成時期などを詳細に明らかにした。特に、製品の生産過程と工程の稼動に必要な電気を生産する過程(Scope 2)で発生する温室効果ガスを超え、バリューチェーン全般で発生(Scope 3)する温室効果ガス排出量まですべて透明に公開し、削減目標を提示した。

国内企業がNet Zero推進計画を特別報告書の形で具体的に公開したのはSKイノベーションが初めてだ。大多数の国内外の企業がScope 1・2までだけ温室効果ガス排出の内訳を公開し、削減方式も包括的に提示している。

SKイノベーションは2019年を基準にScope 1・2で発生した炭素1243万トン(t)を2025年25%、2030年50%をレベルに削減した後、2050年以前、100%Net Zeroを達成するという段階的目標を樹立した。

このため、SKイノベーションは2030年まで1兆5000億ウォンを投資し、エネルギー効率の改善、エコ燃料転換、低炭素排出原料の導入などを通じ、炭素250万tを減らすことにした。

また、太陽光、風力など新再生エネルギーでつくられた電力使用比率を2025年25%、2030年100%に高め、180万tを削減する計画だ。さらに、二酸化炭素を空気中に輩出されないように捕集し、深海などに保存するCCS技術を通じ、150万tを削減する方針だ。以外にエコ製品の開発および炭素相殺プログラムの開発などで、50万tを追加削減する予定だ。

さらに、炭素の排出が多いバッテリーや素材事業も初期から持続的に温室効果ガスを削減する方針だ。バッテリーと素材事業で活用される電力を2030年まですべて新再生エネルギーで生産された電力に転換し、約820万tの温室効果ガスを削減する計画だ。

なお、工場運営の効率を高め、約320万tを削減し、工場の稼動に必要な動力をエコ燃料に転換していく計画だ。バッテリーや素材事業はこのような3大戦略を通じ、2035年基準で約1360万tの温室効果ガスを削減する方針だ。

さらに、SKイノベーションは全般的な事業バリューチェーンの段階で発生する温室効果ガスを意味するScope 3量も公開し、削減目標を明らかにした。Scope 3に該当する温室効果ガスは2020年基準の約1億3400万tで、2030年まで約45%を、2050年まで75%を減らすことにした。

これによって、SKイノベーションはバッテリーと分離幕などのグリーンビーズ中心のポートフォリオの転換と共に、2027年基準で会社が生産した廃プラスチック100%リサイクル、全国3000つ以上のガソリンスタンド・充電所に太陽光・燃料電池分散発電を通じた4.9GWの電気生産・供給、石油化学製品のポートフォリオ革新など従来の事業もエコ方向に革新していく計画だ。
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