GSが「HUGEL」の買収に参加し、バイオ事業の多角化に乗り出した。GSグループが医療バイオ(Red Bio)事業に進出したのは発足以来、初めてだ。
25日、財界によると、HUGELの最大株主である法人「LIDAC」(Leguh Issuer Designated Activity Company)はGSグループの多国籍コンソーシアム(APHRODITE ACQUISITION HOLDINGS LLC)と最大株主の変更を伴う株式譲渡契約(SPA)を締結した。売却代金は1兆7240億ウォンだ。
同コンソーシアムはGSグループと韓国の私募ファンド「IMMインベストメント」が共同出資した海外特殊目的法人(SPC)、アジアヘルスケア投資ファンドのCBCグループ、中東国富ファンドのMubadalaで構成されている。
買収後、HUGELの経営はコンソーシアムを中心に行われ、GSも理事会のメンバーとして参加することになる。GSは今回の投資を通じ、ボツリヌストキシンやヒアルロン酸ピラー関連のグローバル市場と未来の成長可能性に注目し、国内外のボツリヌストキシンやヒアルロン酸ピラー市場の生態系拡大に努めることにした。
また、医療バイオ市場の拡大を通じ、従来の産業バイオ事業と相乗効果を追求し、エコグリーンバイオなどに事業を多角化し、GSグループのバイオ事業プラットフォームとして育成する戦略だ。
許兌秀(ホ・テス)GS会長は"HUGELは国内外の数多くのバイオ企業のうち、検証された製品やグローバル競争力を備えており、今後、持続的な成長が期待される"、"GSグループのバイオ事業を多角化できるプラットフォームに育成し、未来新事業であるバイオ事業をさらに拡張していく"と述べた。
GSが医療バイオ事業に対する初の投資としてHUGELを選んだ理由は検証された製品と競争力、そしてグローバル成長可能性を全て備えているためだ。
HUGELは競争の激しい韓国の医療美容(Medical Aesthetic)市場で、最も多い顧客の選択を受けており、10年以上の臨床を通じ、効能が検証されたボツリヌストキシンやヒアルロン酸ピラーなどの製品群を保有するなど、国内市場で堅調な成長傾向を維持してきた。また、国内市場だけでなく、中国、米国、欧州など海外市場でも急速にシェアを拡大できるものとみられる。
<亜洲日報の記事等を無断で複製、公衆送信 、翻案、配布することは禁じられています。>