SKC、廃プラスチックから油を…熱分解油事業の本格化、年内稼動

[SKC、廃プラスチックから油を…熱分解油事業の本格化、年内稼動]



SKCが廃プラスチックから油を取る熱分解油事業を本格化する。

SKCは日本のベンチャー企業、環境エネルギー社の技術を適用した廃プラスチック熱分解油パイロット(Pilot)設備をSK PICグローバル蔚山(ウルサン)工場の敷地に建設することに決定したと26日、明らかにした。

昨年12月、蔚山市と業務協約を結んで協力体制を構築したSKCは、今年6月、独歩的な技術力を持つ環境エネルギー社と協力することを決め、事業化を推進してきた。 環境エネルギー社の技術は他の方式より低温で速く熱分解され、廃プラスチックの連続投入が可能であるため、歩留まりと生産性が高いという。 SKCは今年初め、日本で直接技術の優秀性を確認し、6月、商業技術の共同所有および韓国独占実施権を確保した。

SKCは今月中に設備設計を終え、構築に乗り出し、年内に稼動を開始する。 国内で回収したビニールなど廃プラスチックから熱分解油を生産し、国内環境に最適化した工程条件を樹立し、2023年までに蔚山工場に商業化設備を構築する。

商業化設備では、廃プラスチックを年5万トン以上投入し、3万5000トン以上の熱分解油を生産し、SK PICグローバル蔚山工場のボイラー燃料として使用する。

現在、世界のプラスチック年間使用量約3億5000万トンのうち、リサイクル率は15%程度に過ぎない。 大半が焼却、埋め立てられたり、海に流れ込む。 2008年、エコHPPO工法の世界初の商業化、2009年、生分解PLAフィルムの世界初の商業化に成功したSKCは、2019年、複数のグローバル企業が参加した「AEPW(Alliance to End Plastic Waste)」に韓国で初めて加入し、廃プラスチック問題の解決技術を検討してきた。
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