KT、「Epsilon」1700億ウォンで買収…100兆規模のグローバルデータ世界に挑戦状

[KT、「Epsilon」1700億ウォンで買収…100兆規模のグローバルデータ世界に挑戦状]



KTが100兆ウォン規模へと成長が見込まれるグローバルデータ市場で競争力を強化するため、専門企業を買収する。

KTはマレーシアのKuokグループが保有したグローバルデータ専門企業「Epsilon」の持分100%を1億4500万ドル(約1700億ウォン)で買収する株売買契約を締結したと9日、明らかにした。

Epsilonの買収は大信証券の子会社である大信PEと共同投資で進行した。KTは爆発的に成長するグローバルデータ市場で競争力を強化し、グローバル顧客のニーズに素早く対応するため、関連インフラと技術力を保有したEpsilonを買収することに決定した。

グローバルデータは、国内外の顧客・海外通信会社に△海外分岐局社(PoP) △データセンター △海底ケーブル △国際戦用回線 △イーサネット △仮想私設網(VPN) △ソフト定義広域ネットワーク(SD-WAN)などITプラットフォームとソリューションを提供する事業だ。

KTはEpsilonの買収を通じ、グローバルデータインフラを提供する地域や顧客を既存のアジア中心から欧州と米国などへと拡張できるようになった。さらに、海外に進出した国内企業とアジアへ進出する海外企業を新たな顧客として確保することになる。

これにEpsilonが世界の主要拠点に保有したデータセンター(IDC)とクラウドソリューションも活用できるため、KTのグローバルデータ事業が跳躍する機会になるものと期待される。

KTは高い競争力を備えている国際戦用回線など回線接続サービスをはじめ、データセンター間の連結(DCI、Data Center Interconnect)、異種クラウド間の連動(Cloud Connectivity)、SD-WANなど高度化されたサービスも提供できるようになった。

KTはEpsilonの買収で確保したグローバルデータ事業のインフラと高度化されたサービスを、人工知能(AI)サービス(ギガジニ)とロボット(AIホテル・サービングロボット)などのデジタル転換(DX)事業に結合し、ディジコ(デジタルプラットフォーム企業)に変身を加速できる実行戦略を引き続き推進していく予定だ。

KTはEpsilonをグローバルデータの事業拡大に向けた「Bolt-on戦略」主要フラットフォームとして活用する計画だ。KTはEpsilonを通じ、IT(情報技術)プラットフォームソリューション、データセンター、海底光ケーブルインフラなど、グローバル通信の必須分野企業に対する戦略的買収合併(Bolt-on M&A)を推進し、アジア最高のディジコに跳躍するという戦略も立てた。

グローバルデータ産業の世界市場規模は昨年基準の72兆ウォンで、2025年まで約40%成長し、100兆ウォン規模に達するものと予測される。Epsilonは2003年、ロンドンで設立され、世界20カ国・41都市に260つ以上のPoPを保有している。ロンドン、ニューヨーク、シンガポールなどにIDCを構築して運営している。
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