9月の消費者心理指数103.8・・・コロナ第4波にも反発

[写真=聯合ニュース]


新型コロナウイルス感染症(コロナ19)の感染者数が連日4桁を記録しているにもかかわらず、消費者心理指数が3ヵ月ぶりに反発した。コロナ19が日常化するにつれ、感染者数と消費者心理の相関関係が弱まっているという分析だ。

韓国銀行が28日に発表した『2021年9月の消費者動向調査結果』によると、今月の消費者心理指数(CCSI)は103.8で前月比1.3ポイント上昇した。これは前月の2ヵ月連続の下落に続き、反発したものだ。

消費者心理指数は基準値の100を基準に100より大きければ長期平均より楽観的であることを、100より小さいと悲観的であることを意味する。消費者心理指数は最初のコロナパンデミックが発生した当時(20年1~4月)に31.5ポイント下落し、第2波(2020年8~9月)は8.3ポイント下落、第3波(20年11~12月)では7.8ポイント下落した。

韓銀のファン・ヒジン統計調査チーム長は「新規感染者数が4桁の状況が70日以上続いているにもかかわらず、コロナ19の長期化に適応し、感染者数と消費者心理の相関関係が低くなっている」と明らかにした。

CCSIを構成する6項目のうち、現在の生活状況CSIは91で前月と同じだった。また6ヵ月後を見込んだ生活状況展望CSIも96で同じ水準を維持した。家計収入の見通しも前月と同じ99を示した。一方、消費支出の見通しは109となり2ポイント上昇した。現在の景気判断指数と今後の景気展望指数も78と94で、前月比1ポイント、4ポイント上昇した。

金利水準の見通しは8ポイントも高い134ポイントと集計された。追加的な基準(政策)金利引き上げへの期待や金融当局の融資規制を受け、融資金利が上がるだろうという見方によるもので、2018年10月(135)以降、2年11ヵ月ぶりの最高水準を記録した。ただ、金利引き上げへの期待感にも関わらず、貯蓄や融資などと関連した心理指数は変わっていない。

一方、住宅価格の見通しは1ポイント下落した138と集計された。5ヵ月ぶりに下落傾向にある。ファン氏は「住宅価格展望CSIは1~2ポイント騰落し、依然として高い水準を維持している」としながらも、「1ポイント下落したのは、住宅価格が上昇するほど上昇するだろうという認識とともに、基準金利引き上げや融資規制などの影響があったとみられる」と明らかにした。

この1年間の消費者物価上昇率に対する認識と今後1年間の認識を示す期待インフレーション率はいずれも2.4%で、前月と同じだった。農畜水産物や石油類製品、家賃などが物価を押し上げるだろうと予測した。景気回復への期待で就職機会の見通しは88で2ポイント上昇したにもかかわらず、賃金水準展望は2ポイント下落した117と集計された。物価水準の見通しは149で前月と変わらなかった。
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