政府、2030年の炭素削減目標26→40%に上方修正

[写真=Gettyimagesbank]


政府が2030年の温室効果ガス削減目標(NDC)を2018年比40%削減する案を提示した。従来の目標(26.3%)より13.7%ポイント上方修正されたのだ。また最近、炭素中立(カーボンニュートラル)グリーン成長基本法(炭素中立法)で示されたNDCの35%より5%ポイント高い数値だ。

産業通商資源部や環境部などの関係省庁と2050の炭素中立委員会は8日、30年のNDCを18年比40%削減する目標案を示した。今回のNDC発表は、2050炭素中立宣言による後続措置だ。政府は炭素中立法立法の趣旨と国際動向などを考慮し、削減目標を決めたと明らかにした。

政府は「基準年度で2030年までの年平均削減率(4.17%)を考慮すると2018年比40%削減目標は非常に挑戦的である」とし「これは政府の強力な政策意志を反映した」と明らかにした。政府によると、基準年度から2030年までの韓国の年平均削減率は4.17%だ。英国(2.81%)や米国(2.81%)、EU(1.98%)など、従来の先進諸国と比べれば、2倍ほど高い数値だ。

政府は「NDC上方修正のため、政府は転換・産業・建物・輸送・濃縮水産など温室ガスが排出されるすべての部門で削減努力を極大化した」とし「国内外の削減手段をすべて活用するものの、国内手段を優先的に適用した」と明らかにした。

さらに政府は、温室効果ガスの吸収と除去量の拡大のための手段として山林の持続可能性の増進、都市の森、沿岸湿地・干潟など新規炭素吸収源の確保や炭素捕集・貯蔵・活用技術(CCUS)の拡散などを提示した。

炭素中立委員会は同日、NDC上方修正案に対するオンライン討論会を開いて各界の意見を受け入れる。またこれに基づき、今月18日に予定されている2050年中委全体会議でNDC上方修正案を審議・議決し、閣議決定を経て最終的に確定する計画だ。
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