LG化学、日本東レと1兆ウォンの合弁…バッテリー素材専門企業への跳躍に拍車

[LG化学、日本東レと1兆ウォンの合弁…バッテリー素材専門企業への跳躍に拍車]



LG化学が日本の東レと提携し、欧州に1兆ウォンを投資、分離幕の生産工場を設立する。LG電子から分離膜事業を買収し、分離幕事業を本格化したのに続き、東レとの合弁会社を設立、バッテリー素材企業として競争力を一層強化する。

LG化学は27日、シン・ハクチョルLG化学副会長と日覚昭廣(Akihiro Nikkaku)東レ社長などが出席し、合弁法人についたテレビ締結式を行なったと明らかにした。合作法人名は「LG東レ(LG Toray Hungary Battery Separator Kft)」だ。

◆年間8億㎡↑分離膜生産能力の確保

シン・ハクチョルLG化学副会長は"東レとの合弁法人の設立は単純な協力を越え、LG化学のコーティング技術と東レの原反力量など世界最高の技術力を結合し、シナジーを創出する革新的な変化"とし、"業界最高水準の技術力を基に、分離膜事業を積極的に育成し、世界1位の総合電池素材会社へ跳躍していく"と述べた。

今回の合弁法人はまず、50対50の持ち分で設立される。30ヵ月以後、LG化学が東レの持分20%を追加で買収し、経営権を確保する予定だ。両社はLG化学の初期出資金を含め、計1兆ウォン以上を段階的に投資する方針だ。

工場はハンガリー北西部コマーロム-ニェルゲシュウイファル市の東レ工場敷地に設立される。総面積は42万m²で、サッカー場60つの規模だ。

両社はハンガリー工場で分離幕の生産能力を2028年まで年間8億m²まで増やす計画だ。量産された分離幕はポーランド・ヴロツワフにあるLGエネルギーソリューションのポーランド工場など欧州バッテリー企業に供給される。

両社は今回の合作を通じ、急成長する欧州の電気車市場を本格的に攻略する契機を設けた。市場調査会社のHISマークイットは欧州電気自動車電池市場が今年82GWhから2026年410GWhに、年平均38%成長するものと見られる。

◆分離膜市場で影響力の一階UP

今回の合弁法人の設立を通じ、東レは安定的な供給先を確保することになった。LG化学の子会社、LGエネルギーソリューションは欧州でのバッテリー生産能力を持続的に増やしている。

LG電子から分離幕事業を買収したLG化学は分離幕の核心である原反生産技術力を内在化できるようになった。LG化学のコーティング技術に、東レの原反生産技術を追加、グローバル分離膜市場で影響力をいちだんと引き上げることができるものと期待される。

LG化学は7月、LG電子の分離膜コーティング事業を買収した後、当該事業を数年内に兆単位規模へ育成していくと明らかにした。
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