今年10月までの輸出、過去最短で5000億ドル突破

[写真=聯合ニュース]


今年10月までの韓国の輸出が過去最短期間で5000億ドルを突破し、昨年の年間記録を上回った。年度別輸出額の集計結果、最も高かった記録は2018年の6049億ドルだった。これを超えるためには、今年残りの2ヵ月間、計1000億ドルの輸出実績だけが残っている。

産業通商資源部は1日、10月の輸出は昨年同期比24.0%増の555億5000万ドルと集計されたと明らかにした。貿易統計を取り始めた1956年以来、2番目に多い月輸出額だ。今年9月の過去最高値は558億3000万ドルだった。

月間輸出額は8ヵ月連続で500億ドル台の行進を続けた。特に7~10月の月平均輸出額は550億ドル台を記録した。また、昨年11月から12ヵ月連続増加し、8ヵ月連続の二桁成長となった。

今年1~10月の累積輸出額は5232億ドルであり、過去最短期間で5000億ドルを突破した。同時に昨年の年間輸出総額である5125億ドルを超えた。輸出好調は半導体、石油化学など主力品目とバイオヘルスなど新成長品目がそろって善戦した。

主要15品目のうち13品目の輸出が前年に比べて増加し、13品目のうち10品目は二桁台の増加幅を示した。特に半導体は全体輸出の5分の1に当たる111億7000万ドルを記録した。10月の累計年間業績は1000億ドルを突破した。

石油化学は主要国の景気回復による前方産業の需要の急増と原油価格の上昇などで、輸出額が68.5%も増加した49億9000万ドルを記録した。

地域別には主力市場と新興市場への輸出がいずれも増加し、7ヵ月連続で9つの主要地域が全て成長した。

特に新南方地域への輸出額は月間基準で歴代1位の記録を1ヵ月で更新した。米国や欧州連合(EU)、ASEAN(東南アジア諸国連合)、インドなどへの輸出も同月の中で1位を記録した。

一日平均輸出額、輸出物量、輸出単価など主要指標も成長した。一日平均の輸出額は26億5000万ドルで、今年9月に続き過去2番目に高かった。

輸出物量は昨年10月より6.0%増加し、輸出単価は16.9%高かった。

こうした輸出好調で世界貿易で韓国が占める規模(1~8月基準)は9年ぶりに8位へ1段階跳ね上がった。G7国家のイタリアと英国よりもランクが上であり、フランスとはわずか300億ドルしか差がなかった。

輸出増加率も主要10大国のうち4番目に高かった。政府は12ヵ月連続の輸出増加に支えられ、今年の年間輸出額が6000億ドルを超えて史上最大の実績を出すだろうと予想した。過去にも1年以上輸出成長が続いた時、年間輸出額の記録を更新したことがある。

同時に政府はこのような輸出好調が経済回復及び成長に大きく貢献すると見通した。韓国の2020~2021年の2年間の平均成長率は1.7%でG7諸国を上回ると予想される。

産業部のムン・ドンミン貿易投資室長はこの日のブリーフィングで「今年の貿易額1兆ドル達成が過去最高の輸出額を記録した2018年より20日ほど早い」とし「今の輸出の流れが維持されれば良い結果が得られるだろう」と期待した。
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