サムスン物産、ポスコと提携してグリーン水素事業の拡大へ

[サムスン物産、ポスコと提携してグリーン水素事業の拡大へ]



サムスン物産とポスコがグリーン水素事業と関連した国内外の協力を強化する。グリーン水素は二酸化炭素の排出がないエコエネルギーで、液体や高圧の気体で貯蔵、運送でき、炭素中立に向けた次世代エネルギー源とされている。

サムスン物産・建設部門はポスコとソウル江東区サムスン物産本社で、海外グリーン水素生産施設の開発と水素の貯蔵・導入に向けたインフラ構築、液化水素関連技術の開発などのグリーン水素事業関連の包括的協力に向けた業務協約(MOU)を締結したと4日、明らかにした。

サムスン物産とポスコは今回の協約を通じ、水素生産のためのインフラ構築と活用などのグリーン水素事業の全過程にわたって、両社の力量を集中することにした。

サムスン物産はグローバル新再生可能エネルギープロジェクト遂行の経験などをはじめ、戦略的にグリーン水素事業を拡大している中東地域での幅広い事業の経験と能力、顧客ネットワークをベースに、グリーン水素を生産する事業開発に積極的に乗り出す。

これに世界的なエネルギー貯蔵施設専門設計会社の子会社、英国「Whessoe」を通し、液化水素用の貯蔵タンク技術の開発にも力を注ぐ計画だ。

ポスコは昨年、「水素経済を牽引するグリーン水素先導企業」というビジョンを公表し、水素の生産段階から運送、貯蔵、活用に至るまで全方位的分野で事業権と技術力を素早く占めている。

特に、固有の鉄鋼競争力を土台に、世界で初めて独自開発した極低温用の高マンガン(Mn)鋼LNG貯蔵タンク素材技術を基盤に、水素の輸送や貯蔵に必要な素材の開発に乗り出す。

これを通じ、サムスン物産が開発する液化水素用の貯蔵タンクに、ポスコの高マンガン鋼と強度のステンレス鋼を適用し、経済性のある水素貯蔵および輸送技術を確保するのにも力を合わせることにした。
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