貯蓄銀行の預金・積金金利、再び上昇傾向

[写真=聯合ニュース]


大手貯蓄銀行を中心に預貯金金利が再び上昇に転じた。株式市場の横ばいと利上げ後に市場に供給された流動資金を吸収するのが目的だ。大手貯蓄銀行の場合、まだ融資余力が残っているケースが多いだけに、これを基に十分な前受け金を確保し、残りの融資余力を埋めていくという計算だ。

サンサンイン貯蓄銀行は9日、非対面定期預金(12ヵ月)商品の金利を最大年2.61%に引き上げたと明らかにした。これは業界最高水準だ。1人10万ウォン以上から加入でき、サンサンインデジタルバンクのアプリをインストールして登録できる。

これに先立ってSBI貯蓄銀行も定期預金金利を一時2.2%へと引き下げたが、再び2.3%へと引き上げた。非対面商品のサイダーバンク定期預金も2.45%に調整した。OK貯蓄銀行はこの日、総額3000億ウォンを限度とした商品の特別販売を開始した。3ヵ月間、年1.8%が適用されていた受信金利が2.2%に引き上げられ、その後は変動金利が適用される。

積立金利はさらに高い水準で形成されている。ハナ貯蓄銀行は、最高で年8.5%の金利を提供する定期積金特別イベントを実施している。基本金利(年2.3%)に優遇金利を最大年6.2%まで提供し、都市銀行の預金金利とは差別化を図った。

信用評価点照会サービスを利用した客のうち信用評価点が869点~665点の間に該当する場合は3%、その他は1.5%優待金利を提供する。信用評価点の照会なしにマーケティングの同意だけで3.1%優待金利を提供する。

このように大手貯蓄銀行が高金利の特別販売商品を出す理由は、年末の「融資営業」に乗り出すためだ。現在、金融当局は貯蓄銀行に対し、貸付増加率「21.1%以内の管理」という一括基準を適用している。このため、79ヵ所のうち16ヵ所が上半期にすでにこの数値を上回ったりもした。一方、大手貯蓄銀行の場合、従来取り扱っていた金額自体が高いため、まだ余力が残っているケースが多い。このほか、来年の融資営業のための現金としても活用できる。



 
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