現代製鉄、LNG推進船の初出航…炭素削減のエコ運航

[現代製鉄、LNG推進船の初出航…炭素削減のエコ運航]


 
現代製鉄が海外原料の輸送に液化天然ガス(LNG)推進船を投入し、エコ運航を通じた炭素の削減に乗り出した。
 
現代製鉄は24日、木浦現代三湖重工業からエコ船舶「HL Oceanic」が成功的に引き渡され、初出航を開始すると28日、明らかにした。
 
HL Oceanic号は長さ292m、幅45m、甲板の高さ24.8mの18万トン(t)級のLNG推進船だ。
 
HL Oceanic号は引渡し後、すぐに造船所を出港し、本格的に韓国とオーストラリアを行き来しながら、年間200万tの鉄鉱石や石炭を運送することになる。
 
LNG燃料は従来の高硫黄船舶油に備え、微細粉塵を発生させる代表的大気汚染物質である硫酸化物(SOx)、窒素酸化物(NOx)、二酸化炭素(CO₂)をそれぞれ99%、90%、30%減らすことができ、燃料効率は30%以上高められ、エコ・高効率の運航が可能だという長所がある。
 
今回のHL Oceanic号は、設計から製作まで純粋な国内技術で製作し、国産化の水準を船価の87%から97%まで高めたという点でも意味を持つ。これまで海外依存度の高かったLNG燃料タンクと燃料供給システムなどを国産化することにより、国内のLNG推進船技術の手本になったという評価だ。
 
現代製鉄は2019年5月、海洋水産部、韓国ガス公社、H-Line海運とともに、「エコLNG燃料推進船舶の導入の活性化に向けた業務協約書」を締結し、従来の原料専用船2隻をLNG推進船と代替することにした。今回のHL Oceanic号はその最初ののろしだ。
 
来年3月にはHL Oceanic号と双子の船舶である「HL Sunny」の引き渡しを控えている。
 
現代製鉄は2隻のLNG推進船のほか、残りの原料専用船についても今後、海運と造船会社と協議し、エコ船舶に交替すると明らかにした。
 
来年3月から原料専用船の31%に脱硫装置を装着し、15%をLNG推進船に、残りは低硫黄原油を使用することで、原料輸入の過程でも低炭素・エコ政策に積極的に参加するという計画だ。
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