第3四半期の産業別貸出金、52.2兆ウォン↑・・・不動産業の増加幅も「過去最大」

[資料=韓国銀行]


今年第3四半期の産業別融資金が前期より52兆ウォン以上増えたことが分かった。同期間、商業用不動産の投資収益が依然として高い中、不動産業への融資は規模と増加幅で再び過去最大を記録した。

韓国銀行が1日に発表した「第3四半期の預金取扱機関の産業別貸出金」によると、今年7月から9月までの3カ月間、預金取扱機関の貸出金残高は1530兆7000億ウォンとなり、前期末より52兆2000億ウォン増加した。これは前期(42兆7000億ウォン)に比べて10兆ウォンほど増えたものだ。前年同期の伸び率(12.1%)も直前四半期(11.3%)より上昇した。

「産業別貸付金」は、(韓国)ウォン貸出から家計貸付を差し引いたものだ。企業融資が大半で、政府・公共機関からの融資なども含まれる。

産業別では製造業の増加幅(+7兆5000億ウォン→+7兆5000億ウォン)が拡大した。製造業の場合、設備投資拡大の見通しや原材料価格の上昇の持続などで上昇幅が大きくなった。同期間の原油価格の推移(ドバイ油)を見ると、昨年第4四半期の44ドル台から今年第1四半期60ドル、第2四半期67ドル、第3四半期71ドルへ上昇傾向を見せている。

サービス業(+33兆7000億ウォン→41兆2000億ウォン)も不動産と卸・小売業を中心に貸し出し増加幅が拡大した。特に不動産業関連融資規模は前四半期比13兆8000億ウォン増加し、韓銀が関連統計を取り始めた2008年第1四半期以来の史上最高値や最大の伸び率を記録した。直前の最大増加値は今年2四半期に12兆1000億ウォンだった。

卸・小売業向け貸出もコロナの再拡散などに伴う一時的な資金需要などにより増加幅(+8兆5000億ウォン→10兆6000億ウォン)が拡大した。ただ、宿泊と飲食店業は施設資金を中心に増加幅(+2兆6000億ウォン→+2兆2000億ウォン)が縮小した。

用途別には運転資金(+21兆8000億ウォン→ +28兆7000億ウォン)と施設資金(+23兆5000億ウォン→ +23兆5000億ウォン)の増加幅がいずれも増加した。施設資金の四半期中の増加幅は、前四半期に続き再び歴代最大の水準を更新した。

業界別では、銀行圏の貸出金の増加幅が28兆3000億ウォンで前半期(21兆9000億ウォン)より増え、非銀行貸出金の増加規模も24兆ウォンに迫り、前半期(20兆8000億ウォン)に比べて拡大した。銀行圏で取り扱われた企業別貸出金は、法人企業(+12兆5000億ウォン→+17兆2000億ウォン)と非法人企業(+9兆4000億ウォン→+11兆1000億ウォン)がいずれも縮小した。
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