サムスン電子、統合セット部門の新名称「DX」に決定

[サムスン電子、統合セット部門の新名称「DX」に決定]


 
サムスン電子が消費者家電(CE)とIT・モバイル(IM)部門を統合して誕生させたセット(SET)組織の名称を「DX(Device Experience)」部門に最終決定した。
 
10日、無線事業部の新しい名称として公表したMX(Mobile Experience)事業部とともに、使用者の経験を重視する方向に事業を導いていく見通しだ。
 
サムスン電子はこのようなセット組織の名前を年末の組織再編に反映すると12日、明らかにした。DX部門はVD(Visual Display)、生活家電、医療機器、MX、ネットワークなどの事業部で構成される。
 
DX部門の名前には中長期事業構造と未来志向性、グローバルリーダーシップ強化などが反映された。
 
デバイスを意味する「D」はセット部門の業の概念を表現し、経験を意味する「X」は差別化された製品・サービスを通じた「顧客経験中心」というブランドの方向性を提示した概念だ。
 
TV、家電、スマートフォン、通信装備などの様々な製品に加え、顧客の要求を反映したサービス・ソリューションを通じ、消費者が最適化された経験を気楽に楽しめるようにするという意志が込められたものとみられる。
 
サムスン電子は統合部門の発足をきっかけに、組織間の境界を越える相乗効果を創出、差別化された製品・サービス基盤を構築するという戦略だ。
 
業界ではCE・IM統合の発表後、持続して提起された「ギャラクシー生態系の強化」戦略が新しい名称に反映されたという分析が出ている。
 
既存のモバイルに加え、TV、生活家電など消費者家電までを網羅するギャラクシー生態系を構成して使用者の経験を最大化し、これを通じ、消費者がより多くのサムスン製品を使用できるようにするという腹案だという説明だ。
 
サムスン電子は部門統合の以前にもモバイルアプリケーションを通じ、スマート家電などを組織する「スマートシンス(SmartThings)」などのサービスで、CEとIM部門間の協業を進めてきた。10月にはスマートフォンにビスポークデザインを適用した「ギャラクシーZフリップ3・ビスポークエディション」を発売した。
 
業界ではハン・ジョンヒサムスン電子DX部門長(副会長)の下に集まったCE・IM部門が今後、このようなギャラクシー生態系の構築に向けた協業をさらに高度化し、活発に進めるものと見ている。
 
サムスン電子側は"今回の名称変更を通じ、多様な顧客経験を重視するグローバル業界のリーダーとして、市場の変動に先制的に対応し、消費者たちの新しい経験を創出する努力を持続していく方針"と説明した。
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