ポスコインターナショナル、メキシコに駆動モーターコア生産法人の設立…北米電気車市場攻略

[ポスコインターナショナル、メキシコに駆動モーターコア生産法人の設立…北米電気車市場攻略]


 
ポスコインターナショナルがメキシコにエコカー駆動モーターコア生産法人を設立する。2025年までに全世界で400万台規模の生産能力を備え、グローバル市場シェア20%の目標達成のために拍車をかける。
 
ポスコインターナショナルは20日に取締役会を開き、北米地域駆動モーターコア生産の現地化に向けたメキシコ生産法人設立投資に対する案件を議決したと21日、明らかにした。
 
ポスコインターナショナルはまず、520億ウォンを投入、2023年下半期の工場の稼動を目標に、来年6月に着工に突入する予定だ。工場はグローバル自動車・部品会社が多数進出しているCoahuila州Ramos Arizpe市に造成される。
 
現地工場は初期には年30万台規模の生産能力を確保した後、これを漸進的に拡大、2030年には150万台規模に増やし、駆動モーターコアの前哨基地にする方針だ。このため、会社は2030年までに計1620億ウォン規模の投資を断行する計画だ。
 
ポスコインターナショナルの今回のメキシコ生産法人の設立決定は米国政府のエコモビリティ政策に戦略的に対応し、これを通じ、電気車の最大市場に浮上した北米地域を攻略するための決定と解釈される。
 
実際、ポスコインターナショナル側は"モーターコアの素材である電気鋼板に対する米国の輸入制限措置と物流の競争力などを考慮し、メキシコを北米向け製品の生産拠点として確定した"と説明した。
 
米国は2030年まで自国で販売する新車の50%をエコ電気自動車に代替するという方針だ。これに加え、米国・メキシコ・カナダ3国間貿易協定(USMCA)、「バイ・アメリカン」などを通じ、自国内の電気自動車とその部品の生産を誘導している。
 
USMCAによると、2025年7月から完成車メーカー各社が無関税恩恵を受けるためには主要素材・部品の75%以上を現地で調達しなければならない。
 
ゼネラル・モーターズ(GM)、フォード、ステランティスなど主要米国自動車企業も次々と電気車発売を計画している。このような状況で、北米に生産拠点を確保、成長が見込まれる電気自動車部品市場を主導するという戦略だ。
 
ポスコインターナショナルはエコカーの中核部品の駆動モーターコア事業を戦略事業に選定し、積極的な投資を続けてきている。これを通じ、2025年までに国内200万台、中国90万台、北米65万台、欧州45万台など、世界で計400万台規模の生産力を確保し、グローバル市場シェア20%を達成するという覚悟だ。
 
このため、今年だけで国内で計229億ウォン規模の投資を通じ、天安・浦項に設備増設を断行した。中国でも地元のモーターコア生産法人のPOSCO-COREの有償増資に参加した。
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