2月の居住者外貨預金、50億ドル↑・・・企業は保有、個人は売却

[写真=gettyimagesbank]


米連邦準備制度(FRB)の緊縮とロシア-ウクライナ事態の中でウォン・ドル相場が上昇する中、先月、企業を中心にドル預金保有の動きが大きくなった。同期間、外貨預金規模も2ヵ月間下落の末、持ち直した。

21日に韓国銀行が発表した「2022年2月中の居住者外貨預金動向」によると、ドルと円、ユーロ、人民元などを合わせた居住者外貨預金は先月末基準で981億4000万ドルとなり、前月末比49億7000万ドル増えたと集計された。居住者外貨預金とは、内国人や国内企業、国内6ヵ月以上居住した外国人、国内進出した外国企業などの国内外貨預金を意味する。

通貨別に居住者外貨預金で最も大きな比重を占めるのは、やはりドル建て預金だった。2月末基準のドル預金残高規模は計834億ドルとなり、前月(789億ドル)より45億1000万ドルが増えた。ドル預金の場合、企業の海外投資予定資金や海外債券発行代金の預置、輸出代金の現物買い戻しの遅延などで大幅(47億1000万ドル)増加した。一方、個人が保有しているドル預金の場合、ウォン安による差益実現で小幅減少した。

ユーロ預金も一部企業の現物為替の売り戻し遅延などの影響で、1月の56億1000万ドルから56億1000万ドルへ6億ドルぐらい増加した。同期間、円建て預金(8000万ドル)も小幅(8000万ドル)増えた。しかし、人民元の場合、20億4000万ドルから19億ドルへ1億4000万ドル減少した。英ポンドやオーストラリアドルなどが含まれたその他の通貨も小幅な減少した。

一方、銀行別では国内銀行(869億4000万ドル)と外銀支店(112億ドル)がそれぞれ47億1000万ドル、2億6000万ドル増加した。主体別では企業預金(808億1000万ドル)が51億7000万ドル増えた。しかし、個人預金は2億ドル減少した173億3000万ドルを記録した。
 
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