18日から社会的距離の確保「全面解除」

[写真=聯合ニュース]


新型コロナウイルス感染症(コロナ19)拡散防止のために施行してきた「社会的距離の確保」が約2年ぶりに全面解除される。

金富謙(キム・ブギョム)首相は15日午前、政府ソウル庁舎で主宰した中央災難安全対策本部会議で、「現在夜12時までの多重利用施設の営業時間制限と10人まで認められていた私的な集まりの人数制限を来週月曜日(18日)から全面解除する」と明らかにした。

続いて「299人まで許容されていた行事と集会、収容可能人数の70%まで許容されていた宗教施設の人員制限も同時になくなる」と付け加えた。

映画館・室内体育施設・宗教施設など室内多重利用施設での飲食物摂取禁止措置は今月25日から解除される。金首相は「ただし、飲食物の摂取が認められても感染予防努力は依然として重要だ」とし「1週間の準備期間中、関係省庁、関連団体と協会、業界などが緊密に協力し、利用者を感染から保護できる多角的な方策を講じてほしい」と述べた。

これで昨年12月以降、しばらく止まっていた段階的な日常回復が再び推進される。

社会的距離の確保は解除されるものの、防疫のための室内マスクの着用は維持される。金首相は「マスクは依然として感染から自分を守る非常に重要な手段だ」とし「室内マスクの着用は相当期間維持が避けられない」と強調した。屋外マスクを着用するかどうかは「2週間後に防疫状況を評価して決める」と述べた。

政府は、オミクロン変異株拡散後の対応計画についても議論する。金首相は「国民がコロナにかかっても日常生活を維持しながら町内の病院・医院で診断・治療を受けられるよう、一般医療体系への転換を推進していく」と説明した。

政府は、「コロナ19の感染病等級を従来の1級から2級に調整しようとしている」とし、「今後、等級が完全に調整されれば、隔離義務が勧告に変わり、昨年末に導入した在宅治療もなくなるなど、多くの変化があるだろう」と述べた。疾病管理庁は告示を通じて今月25日、コロナ19感染病の等級を下方修正する予定だ。

金首相は「政府は日常回復を推進しながらも危険が再び訪れるという仮定の下、徹底的に備えていく」とし「国民の皆さんもコロナ19と共に歩む日常回復という点を忘れずに予防接種、マスク着用、周期的換気のような防疫規則を引き続き遵守してほしい」と呼びかけた。
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