サムスンディスプレイ、30年ぶりにLCD事業から完全撤退…QDに主力

[サムスンディスプレイ、30年ぶりにLCD事業から完全撤退…QDに主力]


 
サムスンディスプレイが今年上半期内に液晶表示装置(LCD)事業を完全に撤退することにした。
 
26日、業界によると、サムスンディスプレイは、来月以降からLCDパネルを生産しない。これまで検討を継続してきたLCD事業の終了を確定付けたのだ。これによって、現在、TV向け大型LCDを生産するL8-2ラインを中断することになる。
 
当初、サムスンディスプレイは2020年末、LCD事業を終了する計画だった。しかし、新型コロナの影響で、いきなりLCD価格が急上昇し、このような計画が遅延されてきた。最近、再びLCDパネルの価格が下落し、結局、事業を維持することによる収益性がないと判断したものとみられる。
 
今後、サムスンディスプレイは、次世代パネルのQDディスプレイを主力に、市場を攻略するという戦略だ。QDディスプレイは昨年末、初の量産に入り、以降、まだ生産設備の増設に向けた追加投資計画は出ていない。
 
サムスンディスプレイの関係者はLCD事業の終了によって空席になる生産ラインと関連し、"まだ活用計画が確定されていない"と説明した。
 
一方、サムスン電子は1991年、薄幕トランジスター(TFT)-LCD事業タスクフォースを組織、LCD事業を開始した。サムスンディスプレイは、このようなサムスン電子・LCD事業部が2012年4月に分割して設立された会社だ。この結果、約30年ぶりにLCD事業を中止することになった。
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