[李在鎔サムスン副会長"第一も技術、第二ㆍ第三も技術"]
李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長が市場の不確実性が加重される状況で、人材・技術の確保、柔軟な組織文化形成の重要性を強調した。
計12日間の欧州出張を終え、18日に金浦国際空港を通じて帰国した李副会長は同日、取材陣に会って、"市場に様々な混沌、変化、不確実性が多い"、"私たちができることは、優秀な人材は迎え入れ、組織が予測できる変化に適応できるよう、柔軟な文化を作ること"と述べた。
さらに、"いくら考えてみても第一も技術、第二も技術、第三も技術"とし、"頑張る"と強調した。
このような李副会長の発言は、最近、原材料の価格・為替・金利が急騰し、供給網が不安な状況が長期間維持される状況の中で、サムスンの競争力強化に向けて超格差技術力を維持するとともに、内部の革新が必要だという意味と解釈される。
特に、李副会長は同日、"自動車業界の急変を肌で感じた"、"韓国では感じなかったが、欧州に行くと、ロシアとウクライナ戦争がはるかに感じられた"などの発言を通じ、直接体感した国際環境の変化を明らかにした。財界ではこれによって、サムスンの未来戦略に変化がある可能性も提起されている。
7日に出国した李副会長は、ハンガリー、ドイツ、フランス、オランダ、ベルギーなどを経て、厳しい日程を消化した。今度の出張には日程別にギョン・ギェヒョンサムスン電子代表兼DS部門長(社長)、チェ・ユンホサムスンSDI代表が李副会長と同行した。
李副会長は今度の出張を通じ、欧州内の研究・営業組織、ハンガリーにあるサムスンSDIバッテリー工場、ハマーンカドンなどを訪問して事業を点検し、BMW、ASML、IMECなどを訪問して未来事業について議論した。
Mark Rutteオランダ首相、Peter Wennink ASML最高経営者(CEO)を順に会って、ASMLが生産する極紫外線(EUV)露光装備の円滑な供給のために協力してほしいと要請した。
ASMLは全世界で唯一、7nm(ナノメートル・1nm=10億分の1m)以下の超微細工程の具現に必須的なEUV装備を生産している。
一方、財界では李副会長が今回の出張を通し、海外半導体・電池事業を点検し、次世代技術開発、未来の市場開拓などに積極的に出席するための足場を用意したという評価が出ている。
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